Presentation Information

[1Yin-A-61]Quantifying Complex Core Technology Competence Using Knowledge Networks

〇Shuhei Ikeda1, Mitsuo Yoshida1 (1. University of Tsukuba)

Keywords:

Patent information,core technology

企業の持続的成長の源泉が有形資産から無形資産へとシフトする中、日本においても知財・無形資産の戦略的開示が強く求められている。特に無形資産の核とされるコア技術の評価において、多くの企業では複数の技術要素が統合された実態があるが、これを客観的・分析的に把握する手法が不足している。本研究では、この課題を解決するため、特許情報における国際特許分類の共起関係から得られるナレッジネットワークとKL情報量を用いて新たな定量指標である複合的コア技術能力を開発し、その経済的パフォーマンスへの影響を検証した。分析の結果、複合的コア技術能力は売上高成長率やTobin's qに対して正の有意な相関を示した。また、過剰な技術多様化が成長率に与える負の効果を抑制する調整効果も確認された。これらの知見は、企業が持つ複雑な技術体系の中での強みを分析的に把握することができ、企業における知財・無形資産に係る戦略の高度化や戦略的開示のための手段としてだけではなく、投資家側の企業理解にも活用できるものである。