Presentation Information

[3L2-GS-5f-03]Research on Interactive Robots with Forgetting and Recalling

〇So Nakamura1, Ryuki Matsuoka1, Serina Miyake1, Hanju Lee2, Michita Imai1 (1. Keio University, 2. DENSO CORPORATION)

Keywords:

Collaborative Memory Recall,Dialogue Robot,Forgetting and Recalling

大規模言語モデル(LLM)を用いた対話ロボットは,過去の対話内容を詳細に提示しやすく,人間同士の対話に見られるような忘却を前提とした相互的な記憶想起が生じにくいという課題がある.詳細な記憶に根差した対話では,ユーザが過去の記憶を補完・説明しながら想起を進める共同的記憶想起対話が形成されにくい.本稿では,共同的記憶想起対話を,人間とロボットの対話において再現することを目指し,不完全な記憶構造とメタLLMを用いた対話システム TMR(Tracing Memory Robot)を提案する.TMRは,部分的に削除された過去の対話履歴と,ユーザの発言によって復元された内容から構成される参照可能記憶を備える. さらにユーザに過去の記憶への言及を促すための共同的想起促進モジュールを搭載する.人型ロボットSotaを用いた音声対話実験により,完全な対話記憶を持つ条件と参照可能記憶を用いる条件を比較した.実験の結果,参照可能記憶条件においてユーザの過去記憶への言及頻度が統計的に有意に増加し,共同的記憶想起対話がより多く形成されることを確認した.