Presentation Information

[IIIYS-07]Lactobacillus plantarum CRL1506における抗ウイルス性イムノジェニクスの解明

〇Ryutaro Funabashi1,2,3, Hiroya Mizuno1,2,3, Kae Tomotsune1,2,3, Mikado Tomokiyo1,2,3, Md. Aminul Islam1,3, Leonardo Albarracín1,3,4, Wakako Ohotsubo1,2,3, Hisashi Aso1,2,3, Julio Villena1,3,4, Haruki Kitazawa1,2,3 (1.Tohoku Univ., 2.CFAI, 3.JSPS C-to-C, 4.CERELA-CONICET)
[目的] 近年、ウイルス感染防御におけるイムノバイオティクスの利用性が期待されている。我々は免疫調節機能を発揮するイムノジェニクスの解明を進めている。本研究では、我々が見出したイムノバイオティクスとしてのLactobacillus plantarum CRL1506 (以下CRL1506に省略) において、リポテイコ酸 (LTA) に着目し、イムノジェニクスとして同定することを目的とした。



[方法] CRL1506のD-alanyl-lipoteichoic acid biosynthesis protein (dltD) ノックアウト株 (DdltD株) を作製した。次に、二本鎖RNAによるウイルス感染モデル評価系を用いて、in vitroin vivoの両面より、野生株とDdltD株の免疫調節作用について比較検討した。



[結果] DdltD株は、野生株と同様に、二本鎖RNA刺激で誘導されるIFN-gやIFN-bの発現を増強し、抗ウイルス反応を強化した。一方で、DdltD株では、腸粘膜におけるIL-10発現増強や、IL-15発現と上皮内リンパ球に誘発される炎症性傷害の抑制が認められなかった。これらの結果より、腸ウイルス感染に対するCRL1506の抗炎症作用において、LTAが重要なイムノジェニクスとして位置づけられる。



[謝辞] イノベーション創出強化研究推進事業 (01002A)