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[II-20-18]輸入粗飼料の給与量の低減が搾乳牛の生産成績に及ぼす影響

*Tetsunari Sato1, Kyohei Ishida1, Yuuto Watabe1 (1. ZEN-NOH)
【目的】都府県の酪農家においては粗飼料の大半を輸入に依存しており、輸入粗飼料の情勢が経営を左右する要因となっている。そこで本試験では、搾乳牛の輸入粗飼料給与量を減らし、ふすまやビートパルプで繊維源を代替したTMRを3週間給与した際の影響を評価した。【方法】コンポストバーンで飼養するホルスタイン種搾乳牛41頭(2.4産、分娩後日数119.7日)を供した。試験区分として、輸入粗飼料を1頭あたり10 kg原物 /日とした慣行のTMRを給与する区(対照区)と、輸入粗飼料を1頭あたり7.4 kg原物/日にし、ふすまやビートパルプで繊維源を代替したTMR(試験区)を設け、馴致期間18日間・本試験期間5日間とした反転法により供試した。調査項目は、飼料摂取量、乳量、乳成分、乳脂肪酸組成、ルーメン性状および反芻時間とした。【結果】粗飼料給与量を低減しても、乾物摂取量、乳量および乳成分生成量に負の影響は見られなかった。ただし、ルーメン液中の短鎖脂肪酸濃度(特に酢酸)および乳脂肪率が低下した。また、正常範囲内ではあるが反芻時間が有意に低下していた。以上より、繊維含量を維持したまま粗飼料給与量を10.0kg原物/日から7.4 kg原物/日まで低減すると、飼料摂取量や乳量には影響がないものの、乳脂肪率低下および疾病のリスクが高まる可能性が示唆された。