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[IV-20-12]フリーズドライ線維芽細胞を用いたウシ核移植胚の体内発生能

*Kazutsugu Matsukawa1, Takahumi Kameda1, Yu Takenaka1, Masahiro Ikegami2, Takuma Higuchi3, Shyuji Sakamoto3, Keisuke Edashige1 (1. Kochi Univ., 2. Kochi Pref., 3. Sceince Research Center, Kochi Univ.)
家畜の品種や多様性を維持するために、一般的に生殖細胞および体細胞は凍結保存される。しかし、液体窒素による保存は、持続可能性、コスト、CO2排出量等の環境負荷の面で様々な問題があり、代替となるクリーンで低コストの細胞バンクが求められている。 そこで我々は、生殖工学技術とフリーズドライ(FD)技術を組み合わせた新しい哺乳類遺伝資源保存法を開発し、牛の生産に役立てることを目指している。本研究では、FD細胞核移植(FDNT)胚のin vitroおよびin vivoでの発育とFDNT由来の産子生産の可能性について検討した。褐毛和種高知系の耳片から樹立した線維芽細胞を供試した。細胞を凍結乾燥液に懸濁し、11.5時間凍結乾燥した。新鮮な線維芽細胞およびFD線維芽細胞をウシ除核卵母細胞に注入した。発情同期化処理を施した受胚牛に、FDNT胚盤胞を移植した。新鮮線維芽細胞由来のNT胚の胚盤胞形成率は15.1%、FD線維芽細胞由来のNT胚の胚盤胞形成率は14.2%であった.FDNT胚盤胞4個をそれぞれ2頭の受胚牛に移植した。2頭の受胚牛のうち1頭は双子を受胎した。しかし、妊娠172日目に流産した。本研究により、FDNTクローン胚が着床し、妊娠後期までに達することが初めて実証された。