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[X-20-22]二列式ミルキングパーラーにおける左右搾乳位置が乳牛の乳頭端スコアに及ぼす影響
*Azusa Ueno1, Shiho Nagano1, Yudai Yoshino1, Kazuki Iino1, Miyu Kondou1, Yasuhiro Aoki1 (1. Tokyo University of Agriculture and Technology)
【目的】二列式ミルキングパーラーで搾乳される乳牛には左右選好性があることが経験的に知られている.搾乳位置が偏ると乳頭端への負担が特定の分房で大きくなる可能性がある.そこで,二列式ミルキングパーラーにおける左右選好性が乳頭端スコアに及ぼす影響を検討した.【方法】東京農工大学FSセンターの泌乳牛10頭について,2022年6月から11月まで2週間間隔で,2頭複列パーラーでの朝搾乳時にストール位置および乳頭端スコアを記録した.左右選好性をカイ二乗検定,各回の搾乳位置による乳頭端スコアの分房間差をt-検定で解析した.また,全個体を左側または右側選好群に分け,乳頭端スコアの全期間平均値を左右別に算出し,その群間差の有意性をWilcoxonの順位和検定で調べた.【結果】供試牛には左右位置の選好性が認められた.各搾乳時に左側で搾乳された個体の乳頭端スコアは左前,後,右前,後について,それぞれ1.52,1.75,1.32,1.12で、右側で搾乳された個体では1.03,1.12,1.73,1.66と,左側で搾乳された個体は左側,右側で搾乳された個体は右側が有意に高かった.左側選好群(n=5)では有意差はみられなかったが,右側選好群(n=5)では右側の乳頭端スコアが有意に高かった.以上の結果から,乳頭端スコアは乳牛の左右選好性によって有意な影響を受けることが示された.
