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[PD8-6]Improving proctology treatment skills and training young doctors in regional cities

Iwao Seshimo1, 小泉 健二2, 佐々木 宏和3, 加川 隆三郎4, 渡邉 賢治5, 村山 康利6, 小野 朋二郎7, 生内 一夫8 (1.seshimo Gastrointestinal Proctolegy Clinic, 2.小泉肛門科・外科医院, 3.京都新町病院, 4.洛和会音羽病院, 5.渡邉医院, 6.むらやまクリニック, 7.大阪中央病院, 8.はえうちクリニック)
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令和2年から4年にかけて医療施設に従事する医師数は323,700人から327,444人と3,744人増加しているが肛門外科として医療施設に従事する医師数は5,814人から5,791人と23人減少している(厚生労働省「医師・歯科医師・薬剤師の概況」)。
医学部卒業後に初期研修を含め勤務医をしていれば肛門疾患に遭遇することはほぼ確実であると考える。しかし外科の指導医の中でも肛門疾患の詳細を学んだことがない場合もあり、その指導医に学ぶ若手医師はさらに知識が蓄積されることがなくいたずらに保存的治療で経過観察することもある。過去も現在も全国の大学病院やその関連施設で標準的な肛門疾患治療についての詳細な教育がなされることは多くない。もちろん消化器外科専門医全員が必ずしも肛門疾患の専門的治療を習得する必要はないが、標準的治療の実際と患者離れのタイミングを知識として持つことは必須であろうとの考えから消化器外科専門医試験に出題があるものと考える。
そこで現在我々は肛門疾患の懇談会が存在しなかった京都府において若手医師に向けてガイドラインに則した標準的治療の勉強会を立ち上げている。地域のおける診療科のレベルアップと個々の若手医師のスキルアップの手助けのために開業医が開いている会の活動についての概要を報告する。