Presentation Information
[I-CSY2-11]成人先天性心疾患患者の就労支援に関する小児循環器医師を対象とした意識調査
○平田 陽一郎1, 川島 由楓2, 小板橋 俊美3 (1.北里大学 医学部 小児科学, 2.北里大学 医学部, 3.北里大学 医学部 循環器内科学)
Keywords:
成人先天性心疾患,就労支援,意識調査
【背景】成人先天性心疾患(ACHD)患者の就労に影響する因子として「小児循環器医師の診療姿勢」を検討した調査は少ない。また患者の(運動習慣とチャレンジ精神)が就労において重要であることが、令和5-6年度厚労科研「成人先天性心疾患に罹患した成人の社会参加に係る支援体制の充実に資する研究(小板橋班)」の中で示唆された。
【方法】日本小児循環器学会の全会員に対し、2025年2月に就労支援に関するwebアンケート調査を行った。
【結果】会員数2584名のうち560名(小児科医445名)から回答を得た。日常診療での就労支援として(疾患の病態説明)(職業選択の助言)は多く行われていたが、(障害者手帳の取得)(SWへの紹介)との回答はいずれも2割以下であった。モデル患者(ファロー四徴症術後の10歳男児)に対する学校における運動管理について尋ねたところ、(B)から(E・可)まで幅広く回答がばらついた。運動制限の程度に関連する因子を順序ロジスティック解析したところ、(ACHD患者の診療頻度)(学生時代の運動部活動の経験)のみが有意に関連しており、回答者の性別や現在の運動習慣とは関連がなかった。
【考察】小児循環器医師の運動管理には、同じ患者を想定しても回答者によって大きな幅があった。その運動管理の(厳しさ)はACHD患者の診療頻度と相関していた。小児科医師は、自身が設定する運動制限が、患者さんの将来の生活や社会参加に関係しうることを意識している可能性がある。先天性心疾患患者の就労支援において、現在の患者の状態だけでなく、患者の将来を見据えた運動や生活の指導が重要である可能性が示唆された。今回の結果は、日本小児循環器学会雑誌への投稿を準備しており、論文化をもって本研究を終了する予定である。
【方法】日本小児循環器学会の全会員に対し、2025年2月に就労支援に関するwebアンケート調査を行った。
【結果】会員数2584名のうち560名(小児科医445名)から回答を得た。日常診療での就労支援として(疾患の病態説明)(職業選択の助言)は多く行われていたが、(障害者手帳の取得)(SWへの紹介)との回答はいずれも2割以下であった。モデル患者(ファロー四徴症術後の10歳男児)に対する学校における運動管理について尋ねたところ、(B)から(E・可)まで幅広く回答がばらついた。運動制限の程度に関連する因子を順序ロジスティック解析したところ、(ACHD患者の診療頻度)(学生時代の運動部活動の経験)のみが有意に関連しており、回答者の性別や現在の運動習慣とは関連がなかった。
【考察】小児循環器医師の運動管理には、同じ患者を想定しても回答者によって大きな幅があった。その運動管理の(厳しさ)はACHD患者の診療頻度と相関していた。小児科医師は、自身が設定する運動制限が、患者さんの将来の生活や社会参加に関係しうることを意識している可能性がある。先天性心疾患患者の就労支援において、現在の患者の状態だけでなく、患者の将来を見据えた運動や生活の指導が重要である可能性が示唆された。今回の結果は、日本小児循環器学会雑誌への投稿を準備しており、論文化をもって本研究を終了する予定である。
