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[I-OR06-04]経胸壁3D心エコー図を用いた心房中隔欠損形態モデルの構築

齊藤 央1, 白木 沙紀1, 加藤 昭生2, 若宮 卓也2, 小野 晋2, 柳 貞光2, 上田 秀明2 (1.神奈川県立こども医療センター検査科, 2.神奈川県立こども医療センター循環器内科)
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Keywords:

心房中隔欠損,3D心エコー,リム

【背景】 心房中隔欠損(ASD)に対するカテーテル閉鎖術において、欠損孔サイズやリムの評価は治療戦略において重要である。本研究では、経胸壁3D心エコー図(3D-TTE)データを用いて視認性に優れた三次元的ASD形態モデルを構築し、経食道心エコー図(TEE)を基準としてその正確性を検証した。
【方法】 カテーテル閉鎖術を施行した連続ASD症例24例を対象とした。3D-TTEより得られたボリュームデータを用い、欠損孔および心房中隔縁の座標を全周性にトレースすることで形態モデルを作成した。本モデルをもとに全方向のリム長を自動解析するプログラムを作成し、TEE計測値との整合性をBland-Altman分析および級内相関係数(ICC)、Weighted Kappa係数を用いて検証した。
【結果】 リム欠損部位および範囲を直感的に把握可能な3Dモデルが作成できた。ASD最大径はTEE計測値と極めて良好な一致を示した(ICC: 0.95, Bias: 0.7mm)。4方向のリム長においても、Superior rim(ICC: 0.60)を除き、Anterior, Posterior, Inferior rimはいずれも高い一致率(ICC: 0.75-0.93)と相関(Pearson r: 0.79-0.92, p<0.001)を認めた。またリム評価の判定一致度(Weighted Kappa)においても全方向で中等度から実質的な一致(0.54-0.89)が確認された。
【結論】 3D-TTEデータから構築したASDモデルは、TEEと同等の精度で欠損孔サイズやリム形態を再現可能である。本モデルによる詳細な可視化は、複雑な形態を有するハイリスク症例の術前シミュレーションにおいて有用である可能性がある。