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[I-OR07-01]PFAはACHDのAF治療の切り札になり得るか?-再発パターンと合併症から適応を考える

松村 雄, 嶋 侑里子, 斎藤 美香, 吉敷 香菜子, 浜道 裕二, 上田 知実, 矢崎 諭, 嘉川 忠博, 松井 彦郎 (榊原記念病院 小児循環器科)
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Keywords:

不整脈,心房細動,電気生理学的検査

【背景】成人先天性心疾患(ACHD)に合併する心房細動/心房頻拍は再発率が高く、複雑解剖や既治療により焼灼の難易度も高い。パルスフィールドアブレーション(PFA)は非熱傷害で周辺臓器障害が少ない可能性があり、ACHDへの応用が期待される一方、適応・安全性の整理が必要である。【目的】当院でACHD患者に実施したPFA症例を後方視的に検討し、治療成績と合併症から適応上の注意点を明らかにする。【方法】PFAを施行したACHD連続7例(年齢中央値52歳[38-66]、女性5例)を対象に、手技内容、急性期成功、短期再発、周術期合併症を評価した。治療はPVI単独またはPVI+後壁隔離、既治療例では追加治療(後壁隔離、fractionated signalへの通電)を併用した。【結果】PFAによる標的病変作成は全例で達成した。初回PFA後の短期経過で5/7例は再燃なく経過した。再発は2例で、1例は術後3か月で心房頻拍(AT)再燃を認めRFによる再セッションを行い、再セッション時の電位マッピングでは肺静脈および後壁の隔離は保たれていた。もう1例は未修復三尖弁閉鎖/チアノーゼ例で、既往のPVI+後壁隔離後に再燃したAFに対しPFAで後壁隔離および追加焼灼を行ったが、術後に溶血に伴う腎・肝機能障害が出現し集中治療管理とハプトグロビン投与を要した。その後AT再燃を認め再セッションを計画中である。その他の6例では重大合併症を認めなかった。【考察】PFAはACHDにおいても左房内アブレーションを比較的均質に実施でき、短期成績は概ね良好であった。一方、チアノーゼ例では多血や臓器予備能低下が背景にあり、PFA関連溶血が臨床的に問題化しうる。周術期の補液・溶血マーカー/腎機能の厳密なモニタリング、エネルギー投与の最小化、適応慎重化が重要と考えられた。