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[I-OR07-04]心室期外収縮契機の心室細動を繰り返した9歳男児例

吉野 佳佑1, 鈴木 嗣敏2, 長元 幸太郎1, 渡邊 康大1, 西岡 真樹子1, 島袋 篤哉1, 北野 正尚1, 平良 良集3 (1.沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 小児循環器内科, 2.大阪市立総合医療センター 小児循環器・不整脈内科, 3.沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 循環器内科)
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Keywords:

心室細動,心室期外収縮,カテーテルアブレーション

【背景】成人では心室期外収縮(PVC)を契機とする心室細動(VF)は突然死の原因とされており、PVCに対するカテーテルアブレーションが有効とされるが小児での報告は極めて稀である。【症例】不整脈や突然死の家族歴なく、特に既往のない9歳男児、発熱を主訴に近医を受診した際に心音不整の指摘あり前医を受診した。12誘導心電図でPVC 3段脈を認めホルター心電図検査を施行した。安静時に顔色不良を伴う繰り返す失神を認め、前医から当院に救急搬送された。右室流出路起源の連結期 314 msecのPVC3連発を認め、ビソプロロールを内服した。当院到着後5時間でPVC契機のVFを認め、電気的除細動で停止した。アミオダロン、ランジオロール、ピルシカイニド、ニフェカラントを投与したが、単一波形のPVCからVFに移行する現象を繰り返し、入院当日に合計5回の電気的除細動を要した。気管挿管し深鎮静、筋弛緩によりPVCの頻度は減りVFはみられなくなった。抗不整脈薬でのコントロールが困難なため入院3日目に肺動脈弁上起源のPVCに対してのカテーテルアブレーションを行った。カテーテルアブレーション後もPVCを認めカテーテルアブレーション前のホルター心電図検査のPVCは7.4万回(46%)/日であったが、ナドロール、フレカイニドを内服し0回/日とPVCは消失した。ICD植え込みの時期を検討中である。【考察】成人では右室流出路起源の心室期外収縮が心室細動のtriggerになることが報告されており、連結期が短いことがリスクファクターの1つとされている。本症例は器質的心疾患のない小児における右室流出路起源PVCを契機とした特発性VFであり、小児での報告は極めて稀である。【結語】右室流出路起源のPVC契機のVFで突然死を来すことがある。