Presentation Information
[I-OR07-05]小児期特発性心室期外収縮・心室頻拍に対するカテーテルアブレーション初回治療不成功例についての検討
○長岡 孝太1, 鍋嶋 泰典1, 森 仁2, 加藤 律史2, 住友 直方1 (1.埼玉医科大学国際医療センター小児心臓科, 2.埼玉医科大学国際医療センター心臓内科)
Keywords:
カテーテルアブレーション,心室期外収縮,心室頻拍
【背景】特発性心室期外収縮・心室頻拍(PVC/VT)に対するカテーテルアブレーションは小児例においても一般的に行われているが、一部に治療難治例が存在する。【目的と方法】当院で2017年以降に施行した特発性PVC/VTに対するカテーテルアブレーションの初回セッション連続36例を対象に診療録をもとに後方視的に検討した。初回セッション中にPVC/VTを抑制できなかった例および2ndセッションを要した例を初回治療不成功群と定義し、成功群との比較検討を行った。【結果】初回治療不成功例は8例(22%)だった。不成功群と成功群の比較において、年齢(中央値10.5 vs 13歳)体重(34.7 vs 44 kg)、通電部位の局所心室電位のQRS波に対する先行度(35 vs 39ms)に有意差は認めなかった。一方左室起源の割合(7/8 vs 10/28例)は不成功群に有意に高く(p値 0.013)、特に心外膜(summit)、乳頭筋、左前束枝起源の不成功率が100, 50, 66%と高かった。また局所のpre-potentialを指標とできなかった割合(6/8 vs 9/28例)も不成功群に有意に高かった(p値 0.031)。2nd sessionを行った5例は全例が治療に成功したが、左室流出路から右室へのpreferential pathwayを認めた例が3例、左室乳頭筋起源を束枝起源として治療していた例が1例あった。【結語】局所電位の先行度が30ms以上であっても不成功となる例は存在する。Preferential pathwayについての理解を深め、右室側でprepotentialが記録されなかった例は積極的に左室側も検索することが必要と思われた。
