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[I-OR10-05]Fontan術後患者における運動耐容能と侵襲的血行動態指標の関連
○中村 香絵1, 川崎 有希1, 佐々木 赳1, 藤野 光洋1, 吉田 葉子1, 鈴木 嗣敏1, 小澤 秀登2, 鍵崎 康治2, 杉山 央1 (1.大阪市立総合医療センター 小児循環器・不整脈内科, 2.大阪市立総合医療センター 小児心臓血管外科)
Keywords:
Fontan循環,心肺運動負荷試験,成人先天性心疾患
【背景】Fontan循環は高い中心静脈圧,低い心拍出量,軽度の低酸素血症を特徴とし,二心室循環に比して運動耐容能が低いことが知られている。一方,中に運動耐容能の良好な一群が存在する.以前我々は灌流圧/体血圧が高いことが良好な運動耐容能に関連することを報告したが,症例数が限られていた.【目的】成人期Fontan患者における運動耐容能と侵襲的血行動態指標の関連を、対象患者を拡大し再検証すること.【対象と方法】対象はFontan術後成人例のうち, 2017年以降に当院で心臓カテーテル検査と心肺運動負荷検査を同時期に行なった62例. %最高酸素摂取量(%peakVO2)が当コホートの75%tile以上(≧64.8%)のH群と,それ以下のL群の2群に分け,血行動態指標を比較した.【結果】対象は62例.うち男性は35例.心臓カテーテル検査時年齢の中央値(範囲)は25.4(17.9-43.7)歳. peakVO2は23.7 (12.9-35.2)ml/kg/min, % peakVO2は55.2 (33.9-86.0). H群17例 vs. L群45例の群間比較では、中心静脈圧 12(8-16) vs. 12(5-18)mmHgと差は認めなかったが,心拍出量は3.02 (1.76-4.41) vs. 2.50 (1.91-5.73) L/min/m2(p<0.05),平均体血圧は823(70-102) vs. 77 (56-97) (p<0.05), 灌流圧は73 (59-90) vs. 65 (44-83) mmHg, (p<0.05) で、H群で有意に高かった.【考察】対象患者数を拡大した検討においても,Fontan循環の予後と関連するとされる中心静脈圧は運動耐容能との関連性は低く,灌流圧(体血圧)が高いことが良好な運動耐容能に関連することが再現性をもって確認された.
