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[I-OR12-04]小児の経皮的心房中隔欠損閉鎖術後においてデバイス種類が左房機能に与える影響:3D心エコー左房容量解析
○中野 裕介1,2, 渋谷 悠馬2, 沼田 隆佑2, 米原 恒介2, 大日方 春香2, 赤澤 陽平2, 武井 黄太2, 瀧聞 浄宏2 (1.横浜市立大学附属病院 小児循環器科, 2.長野県立こども病院 循環器小児科)
Keywords:
経皮的心房中隔欠損閉鎖術,左房機能,3D心エコー
【背景】本邦における経皮的心房中隔欠損閉鎖術(TC-ASD)で使用されているデバイスには、おおまかにワイヤーメッシュ型(Amplatzer Septal Occluder(ASO)/Occlutech Figulla Flex II(OFF))とワイヤーフレーム型Gore Cardioform ASD Occluder(GCA)に分類される。GCAは、構造設計や柔軟性の点で従来のASO及びOFFとは全く異なるが、デバイスの種類が中長期的な左房(LA)リモデリングに与える影響は不明である。今回、3次元心エコー(3DE)を用いて、TC-ASD前後の左房容積変化から左房機能を評価した。【方法】TC-ASD術前および1-2年のフォローアップ期間に左房の3DE評価が可能であった小児患者40名(GCA群(G):15名、ASO/OFF群(AO):25名)を対象に、後方視的解析を実施した。左房最大・最小容積係数(LAVI max、LAVI min)、およびリザーバー機能指標としてのLA distensibility(LA dis)を算出し、群間・群内比較を実施した。また、LA disの変化量と、心房中隔長に対する左房側ディスク径の比(LAD/IAS)との関連を検討した。【結果】治療時年齢G10.4±2.3歳 vs AO10.1±3.8歳、最大ASD径G12.2±3.7mm vs AO13.6±4.2mmで群間差なし。従来の心エコー指標や左房容積指数も群間差なかった。治療後に両群ともLAVI minは有意に増加し、それに伴いLA disは低下したが、G166.5±22.9% vs AO148.9±19.6% (p=0.020)と、Gでより維持されていた。また、LA dis変化量は、AOではLAD/IASと負の相関(p=0.004)を示したが、Gでは相関が見られなかった。【結論】3DEから算出された術後のLA disはASO/OFF群よりもGCA群で高かった。デバイス毎による左房リザーバー機能の維持における臨床的意義の判断は長期的な観察が必要だが、GCAはより”LA friendly”な可能性がある。
