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[I-P02-01]新生児QTcのカットオフ値と最適記録時期―QT延長症候群の検出

加藤 愛章1, 白石 淳2, 黒嵜 健一1, 相庭 武司3 (1.国立循環器病研究センター 小児循環器内科, 2.国立循環器病研究センター 新生児科, 3.国立循環器病研究センター 不整脈科)
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Keywords:

QT延長症候群,早期新生児,心電図

【背景】先天性QT延長症候群(LQTS)ではQT間隔が非罹患児と重なることがあり、心電図のみでの診断は容易ではない。新生児期・乳児期のLQTS検出に関する報告はあるが、心電図の記録時期は研究により大きく異なる。本研究では、記録時期により診断精度が向上すると仮定した。【目的】遺伝学的に陽性となるLQTSの検出において、最適な心電図記録時期とQT間隔のカットオフ値を明らかにする。【方法】遺伝学的にLQTSと診断された母体から出生した22例の新生児を対象とし、日齢0-6日に心電図を連日記録した。乳児期以降に遺伝子検査を行い、母と同一の病的バリアントを認めたLQTS群と、認めなかった正常群に分類し、心拍数とQTcの推移を比較した。【結果】12例(54%)が病的バリアントを認めLQTSと診断された(LQT1:8例、LQT2:2例、LQT3:2例)。10例は遺伝子陰性であった。両群とも心拍数は日齢1-2日に低下し、その後増加した。QTcは日齢1-2日に最大延長を示し、その後短縮した。QTcは全期間で遺伝子陽性群が有意に長かったが、日齢6日には群間差は有意でなくなった。日齢1日のROC解析ではAUC 0.825で、QTc 503 msをカットオフとした場合、感度57.1%、特異度100%であった。【結論】新生児早期のQTcは大きく変動し、QT延長は日齢6日までに目立たなくなる。QTcの群間差が最も大きい日齢1-2日の心電図記録はLQTS検出に有用である可能性が高い。