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[I-P13-05]先天性心疾患の理想の周術期管理体制
○本村 誠, 池山 貴也 (あいち小児保健医療総合センター 集中治療科)
Keywords:
先天性心疾患,周術期管理,集中治療医
【背景】本邦では多くの施設で先天性心疾患の周術期管理を心臓外科医が担ってきた。小児循環器学会の修練施設年次報告においても95施設中43施設(45%)で集中治療科医不在(open-ICU管理)の周術期管理が報告されている。2021年に3学会合同で発表された『先天性心疾患の手術を行う施設の集約化(地域拠点化)に関する提言』では、小児心臓外科医の育成や労務環境の観点から、心臓外科医によるopen ICU管理体制の限界が指摘されつつある。近年海外では集中治療医専従配置による診療体制変化が臨床アウトカムを改善する報告があり、欧米ではすでに小児集中治療科医が周術期管理を行う体制が一般的になっている【目的】我々は今回、本邦における先天性心疾患の周術期・ICU管理体制の現状を把握し、課題を検討するために先天性心疾患のICU管理に関与する医師にアンケートを実施することとした【結果】アンケート回答数36(13施設)、診療科:集中治療科17名、循環器科10名、心臓血管外科9名、勤務施設ICU形態:open 5、semi-closed 12、closed19であった。ICU形態におけるメリットはopen ICU:なし、semi-closed ICU:複数の診療視点から診療漏れが防げる、共同診療感がある。closed ICU:急変対応が良い、全身管理が専門的、手術に専念できる。デメリットはopen ICU:心臓外科医の負担が大きい、循環領域以外が弱い。semi-closed ICU:責任や役割分担が不明瞭、診療方針が主治医依存。closed ICU:主科の意向が通りにくい、循環器診療に必ずしも精通していない。理想のICU形態に関してはclosed-ICUという回答(20名)が多かった【考察・結語】アンケートから先天性心疾患の周術期・ICU管理体制に集中治療医が不可欠である一方で、コミュニケーション、お互いの専門性へのリスペクト、診療科の垣根などが課題と考えられる。本学会では理想の周術期管理の在り方について文献的考察も含め発表する
