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[I-PD1-4]誰が何を決めるのか?意識調査から考えるPICU運営

源川 結, 原村 陽子, 末盛 智彦, 柳沼 和史, 永野 達也, 佐藤 智幸, 岡 徳彦, 竹内 護 (自治医科大学 とちぎ子ども医療センター 小児手術・集中治療部)
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Keywords:

小児集中治療室,多診療科連携,意識調査

PICUは呼吸器疾患、敗血症、外傷、先天性心疾患など多様な小児重症患者を対象とし、小児外科・心臓外科・脳神経外科の周術期管理も担うため、内科的・外科的視点を統合した集中治療が求められる。当院PICUは2006年の開設以来、麻酔科(集中治療科)を中心とするsemi-closed体制で、各診療科と協働しながら診療を行ってきた。一方、PICUに関与する医師の背景は小児科、麻酔科、循環器、心臓外科など多岐にわたり、専門性の違いから治療方針や意思決定をめぐるジレンマが生じうる。昨年の意識調査では、麻酔科・小児科はsemi-closedを理想とした一方、心臓外科ではclosed志向が強く、循環管理や輸液管理などでは主治医関与を重視する傾向が示された(第52回日本集中治療医学会にて報告)。本年度の再調査では、PICUの診療レベルは全科で高く評価され、PICU医に安心して患者管理を任せられるという認識であった。また、循環器治療に関しても、各診療科は互いに高い専門性を有していると評価していた。しかし、自身の意見が診療方針に十分反映されていると感じる回答は少なく、意思決定への関与の手応えは乏しかった。PICU運営への満足度には科差がみられ、麻酔科で相対的に不満が大きかった。呼吸管理・鎮静管理・ライン確保などの業務はPICU医に求められる一方、全体方針や循環管理への関与が限定的と感じられている点が、その背景として示唆された。誰が何を決めるのが最適か――意識調査を踏まえ、一地方PICUの運営について検討する。