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[I-PD4-6]Fontan術後症例、Fontan未到達症例に対するQOL向上に外科治療は貢献できるか?
○白石 修一, 渡邉 マヤ, 杉本 愛, 羽山 響, 星名 雄太 (新潟大学大学院医歯学総合研究科 呼吸循環外科学分野)
Keywords:
failing Fontan,Fontan非到達,外科治療
【目的】当院におけるFontan術後症例及びFontan未到達症例に対する外科治療成績の検討を行う。【対象】2001年1月以降に当科で外科治療を行ったFontan術後症例(Fontan周術期を除く)及びFontan未到達症例のうち、フォローが可能であったそれぞれ38例及び5例を後方視的に検討した。心疾患はFontan術後症例でTA 8、HLHS/variant 5、Heterotaxy 14、PA/IVS 3、DILV 2であり、Fontan未到達症例ではMA 1、uAVSD 1、TA 1、PA/IVS 1。外科治療の術式はTCPC conversion/revision 13、房室弁形成・置換 5、PM植え込み術 14、シャント手術 3、VV collateral 閉鎖・絞扼術 2、ASD/fenestration作成術 2、PA形成・再建 2、Bentall手術 1、BDG 1。外科治療前のPLE診断は4例、plastic bronchitisなし。HCCに対し肝切除既往1例。【結果】Fontan術後の外科治療例で在院死亡3例(心不全2、hypoxia1)、遠隔死亡2例(TCPC conversion後のPLE再発 2)。PVOのためFailed FontanとなったAsplenia・SRV1例に対し外科的fenestration作成を行ったが、在院中に心不全で失った。残るPLE2例はTCPC conversion後に症状の改善が得られたが、完全寛解は得られておらず現在も内科治療中。ペースメーカー植え込み及び房室弁手術例は全例が生存。非到達のシャント手術例、BDG例及びFontan術後のVV collateral 閉鎖・絞扼術例は全例がSpO2の上昇が得られ、QOLの改善が得られている。【結語】Fontan術後症例への外科的介入の治療成績は、術前状態を考えると概ね許容できるものであった。failed Fontan、特にPLEに対するTCPC conversionは術後に血行動態的改善を得られるものの寛解が得られにくく、より早期に血行動態を改善させる房室弁手術やECC revisionなど積極的な介入が望ましいと考えられた。非到達例においても慎重な適応決定によりQOLを改善し得る。
