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[II-OR14-06]当院で施行したKonno手術の周術期および中期成績:5例の症例検討

小倉 翔太, 清水 寿和, 鵜垣 伸也, 野村 耕司 (埼玉県立小児医療センター)
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Keywords:

左室流出路狭窄,狭小弁輪,Konno手術

【背景】左室流出路狭窄(LVOTO)を伴う先天性心疾患に対し、Konno手術は心室中隔を切開し大動脈弁輪を前方へ拡大することで大きなサイズの人工弁置換が可能な術式である。当院におけるKonno手術の中期成績を報告する。【目的】当院のKonno手術施行例の周術期および中期成績を明らかにすること。【方法】当院で2011年から2024年にKonno手術を施行した5例を対象とし、人工弁サイズ選択は、心室中隔パッチ幅が自己大動脈弁輪周径を超えない範囲での最大サイズとした。全例男児であった。年齢中央値は10歳(6歳ー14歳)、体重中央値25.4(14.2ー45.8)kgであった。診断は大動脈弁狭窄症1例、大動脈弁狭窄兼閉鎖不全4例。術前のLVOTO圧較差の中央値96(43ー121)mmHg、大動脈弁輪径の中央値15.9(13.7ー21.2)mmであった。先行介入はカテーテル治療が1例、大動脈弁形成術1例であった。【結果】全例SJM Regent(Aortic)弁を使用しサイズは19mm1例、21mm2例、23mm2例であった。フォローアップ中央値は8(1ー12)年で、病院死亡、長期死亡は認めていない。左室駆出率は術前/術直後/直近でそれぞれ84(73ー87)%/72(64ー82)%/72.5(64ー84)%、LVOTO圧較差は術前の96(43ー121)mmHg から16.35 (7.84ー46.2) mmHgへ改善した。右室流出路圧較差は5.7(4ー9)mmHgであった。観察期間中に房室ブロック、左脚ブロック、出血イベント、感染性心内膜炎、等の合併症や再手術も認めなかった。【結論】当院におけるKonno手術の中期成績を概ね良好であった。心室中隔パッチ幅を弁輪周径以下に制限することで左室機能低下や脚ブロックを回避できた。一方、19mmで置換した症例は遠隔機に46mmHgの圧差を生じており、狭小弁輪例に対する治療戦略の再考が求められる。