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[II-P20-02]大動脈弓離断症/心室中隔欠損の治療方針と術後成績の検討

福嶋 遥佑1, 馬場 健児1, 近藤 麻衣子1, 重光 祐輔1, 川本 祐也1, 原 真祐子1, 水戸川 昂樹1, 守家 将平1, 岩崎 達雄2, 笠原 真悟3 (1.岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 小児医科学, 2.岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 麻酔科蘇生科, 3.岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 心臓血管外科)
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Keywords:

大動脈弓離断,先天性心疾患,左室流出路狭窄

【背景】大動脈弓離断症(IAA)ではArch repair後に 左室流出路狭窄(LVOTS)が問題となる症例がある。当院では経胸壁心エコー検査を用いて生後、新生児期に大動脈弁(AoV)径(弁下径)が, tricuspid AoVでは{体重(kg)+1}mm、bicuspidでは{体重+2}mm未満をrisk factorとしているが、2012年4月以降は全例Arch repair+VSD closureを行っている。【目的】術前risk factor設定の妥当性、術後左室流出路の介入状況を検討した。またPAB施行例では、その前後での変化について検討した。【方法】2012/4月~2025/12月までに出生したIAA VSD 29例のうち転機不明の1例を除く28例(男16, 女12)について診療録をもとに後方視的に検討した。【結果】Celoria-Patton分類type A: 19例、type B:9例。LVOTS risk factorの症例は8症例(29%)。PABを先行した症例は9症例、Arch repair施行時期中央値は日齢13(4-122)だった。Arch repair後、観察期間中央値5.8年(0.3-13.2)。LVOTSに対して再手術を必要とした症例は6例(1例がAo valvotomy併用) 。6例中5例がLVOTS risk factorを有し、risk factorでない症例に比べて介入を必要とした(p=0.003)。再手術回避率は5年83%, 10年71%だった。TypeB、tricuspid AoV、体重3.1kg、AoV径4.1mm、弁下径3.5mmだった1例はLVOTSの解除を達成できずYasuiにconvertした。PABを施行した症例での前後の推移では、AoV(mm)-BW(kg)は平均-0.05(p=0.78)、LVOT(mm)-BW(kg)は平均+0.05(p=0.78)の変化で、PABを行ってもrisk factorからの回避はできなかった。【結語】tricuspid AoVでは{体重(kg)+1}mm、bicuspidでは{体重+2}mmをクリアしていれば全てArch repair+VSD closure可能で、これを下回っていても成立可能症例は多い。1例のみYasuiにconvertしているが後から十分convertできた。