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[II-PD7-4]Fontan candidateにおけるDamus-Kaye-Stansel吻合の適応基準と長期遠隔成績

藤田 周平, 本宮 久之, 中辻 拡興, 夫 悠, 林 孝明, 小田 晋一郎 (京都府立医科大学 心臓血管外科)
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Keywords:

Damus-Kaye-Stansel,Fontan,心室流出路狭窄

【背景】心室流出路狭窄(SVOTO)を伴う単心室症例に対してDamus-Kaye-Stansel吻合(DKS)は有用な術式であるが、遠隔期の半月弁機能不全や中心肺動脈狭窄が問題となる。当院でのDKSの成績について検討した。【対象と方法】対象は2000年から2025年にDKSを施行したFontan candidate 41例(Norwood type除外)。診断はDORV 10例、TA 7例、SRV 6例、DILV 5例、CoA/IAA complex 4例、その他 9例。DKS施行月齢は中央値8.9ヵ月(0-42ヵ月)、時期は初回姑息術として 12例、Glennと併施 25例、TCPC 時3例。DKS適応判断は、明らかな狭窄20例、狭窄予防15例、盲端心室回避6例。吻合様式はdouble barrel (DB) 22例、end-to-side (ES) 19例であった。生存率、半月弁機能、再手術回避率について後方視的に検討した。流出路狭窄は心室間交通・大動脈弁下・大動脈弁のうち最狭部径(SVOT)と正常大動脈弁輪径の比(%SVOT)で評価した。【結果】観察期間中央値8.7年(最長22.9年)。全例でDKSに補填物を使用しなかった。生存率は5年95%、10年88%。入院死亡2例でいずれも心不全、遠隔死亡は2例で非心臓死であった。最終観察時点で半月弁逆流はnone 22例、trivial 17例、mild 2例。心室-大動脈圧較差は全例0mmHgであった。1例で吻合部狭窄、1例で新大動脈屈曲を呈し、Glenn時およびTCPC時に修復した。2例で遠隔期に新大動脈後方の中心肺動脈狭窄を認め、上行大動脈延長と肺動脈拡大形成を行った。DKS由来の再手術回避率は10年91%、20年79%であった。全例の%SVOT推移は姑息術前、Glenn前、TCPC前/後で順に平均102%、93%、89%、81%と減少傾向にあった。また予防的DKS 15例でも減少傾向であり4例で経過中に80%を下回った。【結語】吻合法によらずDKSは補填物なく可能で遠隔期半月弁機能も良好に保たれた。中心肺動脈狭窄とDB法での新大動脈変形に注意を要する。Subaortic conusやBulboventricular foramenを有する症例では予防的DKSを考慮すべきである。