Presentation Information
[II-TPAL-5]先天性心疾患をもつこどもの家族の災害に向けた準備と支援ニーズ
○大久保 里美1, 島元 護1, 澤口 さあや1, 内海 加奈子1, 石井 徹子2, 東 浩二2 (1.千葉県こども病院 看護局 HCU, 2.千葉県こども病院 循環器内科)
Keywords:
災害対応,自助,家族
【背景】近年自然災害の発生頻度が高く、千葉県でも2019年に発生した台風や集中豪雨により2週間以上の停電や倒木により病院へアクセスできないなどの被害を受けた。先天性心疾患をもつこどもは病状によって在宅酸素の使用、内服や水分管理など継続した細やかな生活管理が必要であるが、現在病院として災害対応について支援ができていない。
【研究目的】先天性心疾患をもつこどもの家族が現在行っている災害に対する準備状況と災害時対応への不安を明らかにし、災害時対応に対する支援ニーズを検討する。
【方法】小児専門病院1施設の循環器内科外来に継続してフォローされており、内服・水分・栄養・呼吸のいずれかの管理を行っている0歳~18歳のこどもを主に養育されている家族70名を対象にアンケート調査を行った。
【倫理的配慮】調査施設の倫理審査委員会の承認を受け実施した(承認番号:2025-008)本調査に関する利益相反はない。
【結果】対象者70名のうち有効回答37名(回収率52.8%)、こどもの年齢は未就学児17名、6歳以上20名であった。内服管理34名、水分制限5名、呼吸管理で酸素カヌラ使用は15名、人工呼吸器5名、高流量酸素療法2名であった。災害時のために準備している家族は51.4%であり、主に水や食料の他に蓄電器・医療ケア物品・内服などであったが半数は全く災害対応の準備をしていなかった。災害時の内服や水分・栄養・呼吸管理で不安に思うことでは「内服薬や酸素ボンベの不足や入手方法」「内服はどの程度飲まなくても体調に問題はないか」「避難所やかかりつけに行けない時、近医を受診できるか」などあげられた。
【考察・結論】多くの家族が災害発生時の対応、特に内服管理や呼吸管理、避難所や医療施設とのアクセスに関する不安を感じていた。家族が災害への自助の備えを強化できるよう支援ニーズに合わせた情報提供の機会を検討する必要がある。
【研究目的】先天性心疾患をもつこどもの家族が現在行っている災害に対する準備状況と災害時対応への不安を明らかにし、災害時対応に対する支援ニーズを検討する。
【方法】小児専門病院1施設の循環器内科外来に継続してフォローされており、内服・水分・栄養・呼吸のいずれかの管理を行っている0歳~18歳のこどもを主に養育されている家族70名を対象にアンケート調査を行った。
【倫理的配慮】調査施設の倫理審査委員会の承認を受け実施した(承認番号:2025-008)本調査に関する利益相反はない。
【結果】対象者70名のうち有効回答37名(回収率52.8%)、こどもの年齢は未就学児17名、6歳以上20名であった。内服管理34名、水分制限5名、呼吸管理で酸素カヌラ使用は15名、人工呼吸器5名、高流量酸素療法2名であった。災害時のために準備している家族は51.4%であり、主に水や食料の他に蓄電器・医療ケア物品・内服などであったが半数は全く災害対応の準備をしていなかった。災害時の内服や水分・栄養・呼吸管理で不安に思うことでは「内服薬や酸素ボンベの不足や入手方法」「内服はどの程度飲まなくても体調に問題はないか」「避難所やかかりつけに行けない時、近医を受診できるか」などあげられた。
【考察・結論】多くの家族が災害発生時の対応、特に内服管理や呼吸管理、避難所や医療施設とのアクセスに関する不安を感じていた。家族が災害への自助の備えを強化できるよう支援ニーズに合わせた情報提供の機会を検討する必要がある。
