Presentation Information
[III-EDS-5]デバイスがもたらした循環器治療の進化 - ASD・PDA・TPVI
○長友 雄作 (九州大学病院 小児科)
Keywords:
ASD,PDA,TPVI
心房中隔欠損(ASD)閉鎖、動脈管開存(PDA)閉鎖、経カテーテル肺動脈弁留置術(TPVI)などのデバイス治療は、先天性心疾患診療における低侵襲治療の進歩を象徴するものである。いずれのデバイス治療も、安全な実施のために学会の定める施行施設・術者基準を満たす必要がある。一方で、低侵襲であることが大きな利点であるからこそ、デバイス治療が患者の利益を損なうことのないよう、適応を慎重に判断する責任がある。そして、デバイス選択肢の増加や各施設での経験の蓄積により、適応の考え方は変化しうる。現在はデバイス治療の進歩により、「外科治療かカテーテル治療か」という大きな選択に加え、ASD閉鎖は「どの症例をどのデバイスでどの年齢で閉鎖するか」を考える段階にあり、PDA閉鎖は「形態に応じた治療の最適化と低体重児への適応拡大」が進み、TPVIは「導入初期を越え、生涯戦略の中での位置づけ」を考える段階にある。このように変化しうるデバイス治療の適応については、施行施設や術者だけでなく、患者に関わるすべての小児循環器医が理解を深めておきたいテーマである。
また、デバイス治療は「判断」の治療であるとも言える。患者ごとに適応をどう判断するか、どのデバイスを選択しどのように留置するか、そしてデバイスをそのままリリースするか、回収して撤退するか、さまざまな判断の成否が治療の鍵となる。若手小児循環器医にとって、デバイス治療を学ぶことは、手技を知るだけでなく、「判断」を養う機会でもある。本講演では、ASD・PDA・TPVIを通じて、デバイス治療を単なる手技ではなく、適応を見極め、患者ごとの最善を選択する「判断学」として共有する機会としたい。
また、デバイス治療は「判断」の治療であるとも言える。患者ごとに適応をどう判断するか、どのデバイスを選択しどのように留置するか、そしてデバイスをそのままリリースするか、回収して撤退するか、さまざまな判断の成否が治療の鍵となる。若手小児循環器医にとって、デバイス治療を学ぶことは、手技を知るだけでなく、「判断」を養う機会でもある。本講演では、ASD・PDA・TPVIを通じて、デバイス治療を単なる手技ではなく、適応を見極め、患者ごとの最善を選択する「判断学」として共有する機会としたい。
