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[III-PD10-1]胎児心疾患レジストリに基づく妊娠早期の胎児心臓病診断症例の全国統計

池川 健, 加藤 昭生, 若宮 卓也, 小野 晋, 柳 貞光, 川滝 元良, 上田 秀明 (神奈川県立こども医療センター)
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Keywords:

妊娠早期,胎児心疾患レジストリ,全国統計

【背景】近年、妊娠早期に診断される胎児心疾患症例が増加傾向にあり、超音波機器・スクリーニング技術の進歩、出生前診断への関心の高まりが背景にある。この時期における胎児心疾患の正確な診断と予後予測、および妊婦・家族の意思決定支援における小児循環器医の役割は重要度を増している。一方で本邦において、日本胎児心臓病学会主導の胎児心疾患レジストリ登録が2024年分より開始され、全国の主要三次医療施設78施設が参加している。しかしこのレジストリを用いた妊娠早期の胎児心疾患症例に関する詳細な解析は報告されていない。
【目的】妊娠早期に診断された胎児心疾患症例の全国統計を明らかにすることで、現状を把握し、妊娠早期スクリーニングやカウンセリングに活かすことを目的とする。
【対象と方法】2024年に心疾患が診断され、全国主要三次医療施設においてレジストリ登録された胎児心疾患症例を対象とする。また年次の比較のために2018年から2023年に当院で診断された胎児心疾患症例(単施設データ)も対象とする。レジストリデータから診断週数、診断名、不整脈の有無、胎児治療の有無、転帰、基礎疾患の有無、生後24時間以内の侵襲的治療の有無を抽出し、妊娠22週未満で診断された症例において、妊娠中断に関連する因子を検討するため、妊娠転帰(妊娠継続または中断)を従属変数とし、疾患重症度(二心室または単心室)、基礎疾患の有無などを説明変数としたロジスティック回帰分析を行う。さらに、2018年から2023年の単施設データを用いて、妊娠22週未満および22週以降に診断された症例の疾患内訳、基礎疾患の有無、胎児治療の有無、妊娠転帰、生後24時間以内の侵襲的治療の有無などを記述統計により解析し、年次変化について傾向解析により評価する
【結果・結語】本抄録作成時点では胎児心疾患レジストリデータ使用の申請中であり、解析結果は未取得である。本学会にて結果を報告する。