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[III-PD11-4]2000g未満の先天性心疾患に対する外科治療の成績と死亡転帰に関するリスク因子の解析

金谷 知潤1, 谷本 和紀1, 手繰 優太1, 宇多 佑介1, 松尾 久実代2, 浅田 大2, 石井 陽一郎2, 青木 寿明2, 津村 早苗1 (1.大阪母子医療センター 心臓血管外科, 2.大阪母子医療センター 循環器内科)
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Keywords:

低出生体重,先天性心疾患,外科治療

【背景】2000g未満の先天性心疾患に対する外科治療は一般的にmortalityが高いと考えられるが、リスク因子については不明な点も多い。当院で行われた2000g未満の外科治療に関して、成績をまとめ、死亡転帰に関する因子について検討をした。【対象・方法】2005年から2025年までに、2000g未満の症例に先天性心疾患に対する外科治療を施行した57例が対象。未熟児動脈管は除いた。在胎期間は中央値34(28-41)週、原疾患は、VSD 15、CoA 14、DORV 9、HLHS 5、TAPVC 1、Ebstein 1、TF/APV 1、その他 11例。染色体異常は15例 (26%)。手術時日齢は13 (0-99)日、手術時体重は1566 (676-1920)g。施行手術は、PAB 26、bil. PAB 16、CoA repair 4、RVOTR 2、Starnes 1、TAPVC repair 1、その他9例。その中で、人工心肺使用は6例で、そのうち心内修復術は1例であった。これらの症例に対して、手術死亡、病院死亡、遠隔死亡の成績をまとめ、死亡転帰に関する因子を比較し検討した。【結果】手術死亡3例(5%)、病院死亡5例(8%)、遠隔死亡12例(21%)であった。38例(67%)は初回手術から術後225(0-984)日で次段階の手術もしくは最終手術に到達した。遠隔死亡の理由は、LOS 4、18trisomy 4、呼吸不全3、感染 1例であった。18 trisomy症例で人工心肺使用は認めなかった。Mortalityのリスク因子を手術死亡例および病院死亡例(ED群:n=8)とそれ以外の症例(n=49)を比較し、検討したところ、早産や人工心肺使用の有無は単独では有意なリスク因子とはならなかったが、早産かつ人工心肺使用例(n=2)は、死亡転帰との有意な関連を認めた(p=0.04)。【まとめ】2000g未満の先天性心疾患に対する外科治療は依然として高リスクであるが、適切な症例や術式を選択すれば、生存を見込める症例もある。ただし、早産症例の中で特に人工心肺例についてはリスクが高く、早産時期を乗り越える胎児管理や出生後の手術適応の十分な検討が必要であると考えられた。