Presentation Information
[III-TPD2-3]先天性心疾患手術後患児に対するPICU退室後のリハビリテーションー当院での取り組みー
○熊丸 めぐみ (群馬県立小児医療センター リハビリテーション課)
Keywords:
先天性心疾患手術後,リハビリテーション,回復期
PICU退室後のリハビリテーションの主な目的は、身体・認知・精神機能的障害であるPICS(集中治療後症候群)を予防・改善し、手術前のADLを再獲得して自宅退院を目指すことにある。とくに、手術が適応となるような重症の先天性心疾患児では、①重症度や病態、治療内容、合併症などの個体差が大きいこと、②新生児期から幼少期に手術を受けることが多く発育・発達が盛んな時期と手術が重なっていること、③身体的発育ならびに精神運動発達が遅れる傾向にあることなどから、PICUではじまった早期離床プログラムを多職種チームで連携しながら、より個別性を意識して継続していくことが求められている。また、一定の割合で身体機能の回復に時間のかかる症例や経口哺乳の確立が難しい症例、手術後の遠隔期において注意欠如・多動性障害や学習障害、言葉の遅れなどが表在化してくる症例もおり、外来期においても横断的・長期的なサポートが必要となるケースがいることを念頭にリハビリテーションをすすめていく必要がある。当院では、先天性心疾患患児に対するリハビリテーションを手術前訪問から始め、手術前の運動発達、社会性、言語発達を簡単に評価するとともに、家族より本人の嗜好、哺乳や食事、一日の生活リズムなどについて聴取し、手術後のリハビリテーションにつなげている。ここでは、当院での取り組みを提示させていただき、議論に供したい。
