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[07発-ポ-05]幼児における基本的動作の多様化と洗練化との関係保育士による主観的評価と観察的な評価方法から

*Toshiaki Shinohara1, Kohei Nagano2 (1. Kyoei University, 2. Hijiyama Junior College)
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幼児期における基本的動作の習得は、幼児の身体活動において重要であることが知られている。基本的動作の習得には、日常生活や体を動かす遊びなどの様々な経験の中で、基本的動作の種類を増大させる「動きの多様化」と、様々な運動を経験し動き方がうまくなり、質的に改善されていく「動きの洗練化」の2つの方向性がある。これを勘案すれば、保育中や運動遊びにおいて様々に基本的動作を経験すること(多様化)が、洗練化に繋がっていることが想定される。つまり、基本的動作を多様に経験している幼児ほど、基本的動作の質的な発達が促されている可能性がある。しかし、これまでに多様化と洗練化の関係について言及した研究は僅かであり、幼児期の基本的動作の習得の重要性を考えれば、多様化と洗練化の関係を明らかにすることの意義は大きい。 そこで、本研究は保育中における幼児の基本的動作の多様化の実態と基本的動作の洗練化との関係について検討することを目的とした。 東京都の公立保育園に在園する年少児から年長児までの104名(男児51名、女児53名)を対象とした。多様化は、37種類の基本的動作を設定し、吉田ほか(2015)を参考に担任保育士に幼児一人ひとりが保育中に経験している基本的動作の程度について4段階で評価させた。各段階に得点を付与した。洗練化は、中村ほか(2011)が設定している7つの基本的動作を撮影し、発表者と2名の園長が評価基準をもとに評価した。評価基準は5段階から成り、各段階に得点を付し、合計得点を動作発達得点とした。多様化と洗練化の関係を捉えるために、学年別・性別に多様化と洗練化の得点についてスピアマンの順位相関係数を算出した。 その結果、年少男児と年長女児を除き、多様化の合計得点と動作発達得点との間に有意な正の相関が認められた。このことから、部分的に基本的動作の多様化と洗練化には関係がある可能性が示唆された。