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[03心-ポ-04]映像の自己選択後の観察が誤差情報のエラー検出へ及ぼす影響

*Yuya Hiromitsu1, Yoshihumi Tanaka2, Takeshi Kitajima3, Tadao Ishikura1 (1. Doshisha University, 2. Mukogawa Women's University, 3. Kanazawa Gakuin University)
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近年、観察学習を行う際に、映像を学習者自身が選ぶことで、運動学習を促進することが報告されている。その背景として、選択行為は学習者のエラー検出を強化する可能性が報告されている。しかし、そのことを実証した研究はなく、映像の自己選択後にヒトはどのように情報を知覚しているかは不明瞭である。本研究では、自己選択した映像の観察に対して意図的に速度の異なる誤差情報を発生させ、その検出の正確性や早さを調べることで、自己選択がエラー検出に及ぼす効果を検討した。
 実験課題に未経験な18〜30 歳の大学生および大学院生 28 名を対象とした。実験参加者にキータッピングの映像を観察させ、デモ映像とテスト映像が同じ速度か遅い速度かを判断する課題を行わせた。テスト映像ではデモ映像より誤差の生じる映像を提示した。テスト映像の誤差はデモ映像と比較して、0ms、50ms、そして100ms 遅い映像(i.e., 誤差要因)であった。選択要因について、実験参加者に選択条件と非選択条件をランダムな順序で各条件72試行実施させた。選択条件は、3つの映像の中から実験参加者が視聴したい任意の映像を選択させた。非選択条件では、ソフトウェア上でランダムに視聴する映像を決定した。実験参加者は選択後に映像を視聴し、デモ映像と比較してテスト映像が同じか遅いかを 1500ms以内に決定させ、その正答率と反応時間を収集した。
 実験の結果、正答率は誤差要因のみ主効果が確認され、誤差0msと比較して50msと100msは正答率が低く、100msより50ms の方が正答率は低い事が示された。また、反応時間は選択要因の主効果が確認され、選択条件は非選択条件より反応時間が長い事が示された。以上の結果は、映像の自己選択が観察対象へより注意を向けることを示唆しているが、正答率の増加は示されなかったことからエラー検出の強化への寄与までは示されなかった。