Presentation Information

[03心-ポ-32]大学入学時までの運動経験が形成する心理特性自己愛・特性的自己効力感・レジリエンスに着目して

*Minori Nagata1, Narumi Oguchi1, Kyota Koitabashi1, Shinya Endo 2, Keita Nishigaki1,2 (1. Graduate School of Health Studies, 2. Departmentof Health Management)
<div class="is-print-hide" style="height:0; overflow:hidden; max-width:100%; padding-bottom:84%; position:relative;"><iframe allow="fullscreen" allowfullscreen="true" frameborder="0" src="https://confit2.atlas.jp/articles/event/jspehss73/slide/C000076", style="height:100%; left:0; position:absolute; top:0; width:100%;"></iframe></div>
自己愛と自己効力感、自己効力感とレジリエンスについてはさまざまな研究がされているが、自己愛とレジリエンスや3つの関連性をみた研究はまだない。今回、自己愛、特性的自己効力感、レジリエンスの関連性を検討するとともに、大学入学時までの運動を通した経験が自己愛、特性的自己効力感、レジリエンスに及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。
 大学生にMicrosoft Formsを用いたアンケート調査を実施した。対象者は141名(男子66名,女子75名)である。①フェイスシート②運動を通した経験についての質問③自己愛人格傾向尺度(NPI-35)(小西ほか,2006)の15項目④General Self-Efficacy Scale(坂野・東條,1986)の16項目⑤二次元レジリエンス要因尺度(川西ほか,2021)の16項目について回答を求めた。
 重回帰分析の結果、自己愛の合計得点、特性的自己効力感の合計得点、レジリエンスの合計得点はお互いに正の影響力を持っていることが明らかになった。その中でも、達成感が資質的レジリエンスの楽観性因子と獲得的レジリエンスの他者心理の理解に正の影響を与えていることが明らかになった。達成感には、熱心度、成功体験、挫折経験が正の影響を与えていることが明らかになり、挫折からの立ち直りの有無が獲得的レジリエンスの自己理解に正の影響を与えていることが明らかとなった。資質的レジリエンスは、自己愛と特性的自己効力感に正の影響を与えており、獲得的レジリエンスは自己愛に正の影響を与えていた。運動というカテゴリーの中では、ポジションやレギュラーなどの自分の役割や課題を遂行できたと認識することで、ものごとや自分自身を肯定的に見る力が身に付くのではないか。青年期における運動・スポーツを通した達成感を経験することが大切であることが考えられる。