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[05バ-ポ-19]パターン化末梢神経刺激と静的ストレッチングが関節可動域と受動トルクに及ぼす影響

*Akira Saito1, Takamasa Mizuno2 (1. Kyushu Sangyo Univ., 2. Nagoya Univ.)
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固有受容性神経筋促通法を利用した静的ストレッチングは神経回路を変調させて関節可動域を拡大させると示唆されているが、具体的な神経回路の変調が静的ストレッチング後の可動域変化に与える影響は明らかになっていない。パターン化された電気刺激を感覚神経に与えると、相反抑制に可塑的変化が起こる。本研究はパターン化末梢神経刺激と静的ストレッチングが関節可動域と受動トルクに及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。対象者は14名の健常な男性(20.8±1.3歳)であった。まず、20分間の総腓骨神経へのパターン化刺激(1.5秒ごとに100Hzで10パルス)と一定間隔刺激(150ミリ秒ごとに1パルス)が相反抑制に及ぼす影響を調べた。相反抑制の強さは総腓骨神経への条件刺激によるヒラメ筋のH反射の変調で評価した。次に、パターン化刺激あるいは一定間隔刺激と3分間の静的ストレッチングを組み合わせた介入が足関節の最大背屈角度と受動トルクに及ぼす影響を調べた。伸張耐性と筋腱複合体のスティフネスは、それぞれ受動トルクのピークと受動トルク―関節角度関係の傾きで評価した。なお、静的ストレッチングだけの介入を行った条件を対照群として設けた。パターン化刺激はH反射の相反抑制を9.7%増強させ、一定間隔刺激はそれを19.5%減弱させた。最大背屈角度は3つの介入後に有意に増加したが、増加率の群間差は認められなかった。パターン化刺激と一定間隔刺激介入後の伸張耐性の増加は、対照群より有意に大きかった。筋腱複合体のスティフネスは3つの介入後に有意に減少したが、減少率の群間差は認められなかった。本研究は末梢神経刺激と静的ストレッチングが相反抑制の強さに関わらず伸張耐性を増加させることを明らかにした。