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[13ア-ポ-03]パラスポーツをさらに体育授業に生かすために知的障害特別支援学校の体育授業における「ボッチャ」の実践から

*Hiroki Seino1 (1. momoyamagakuin university of education)
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ボッチャの実践や研究は、数多くされておりパラスポーツの代表的な種目となりつつある。しかし、特別支援学校を始め各学校で継続的な体育授業実践は少ない現状である。主な理由は、限られた時間でエンド数が少なくなってしまい物足りない。ルールが全員に理解されない。動きがダイナミックでなく汗をかかない分、ボッチャを楽しめなかった(安藤他、2018)。今後授業として取り入れていく為には、用具が高価であり専門的な知識が必要である(齊藤他、2021)。中学校の保健体育科の指導計画に組み込めるものでなかったりイベント直後に障害やパラリンピックに対するイメージが肯定的に高まるが、それは一過性の変化であったりすることから今後、年間指導計画に基づいた継続的な授業として定着する為には長期的な視点での教育効果の検証が必要等(齊藤他、2022)の見解も出されている。
 本実践は、知的障害特別支援学校の体育授業で年間指導計画に位置づけて行った。ジャックボールに、赤と青のそれぞれのボールを生徒の人数に合わせて交互に投げ合っていかに近づけるかどうかを競い合うことでゲームの緊張状況から面白さが生成されると考え実践した。結果、どの生徒も自分なりの投げ方で投球できる為、楽しく終始取り組めた。ゲームでは、様々な投げ方が表出し、「やったー!」や「よし!」と言った声も生徒たちからあがった(清野、2022)。その後も、現在にかけて毎年実践されている。理由は、ボッチャと子どもの関係の中で場づくりを行い、運動の「面白さ」を子どもたちにとっての「楽しさ」へと考えたからである。 
 一方で、ボッチャを寝返り動作の反復トレーニングとした努力性運動に伴う心拍数上昇の(矢作他、2021)手段とした大切な運動の実践も行われているが、子どもたちにとっての「楽しさ」を目的としたボッチャを始めたとしたパラスポーツとして行っていくことでさらに拓かれると考える。