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オンデマンド市民公開シンポジウム:環境化学物質および生物多様性と健康:予防と増進

澤田 典絵(国立がん研究センター),中山 祥嗣(国立環境研究所)
「プラネタリーバウンダリー」は、地球環境を安定した状態に保つための限界を9つの領域で示したものである。その評価では、すでに多くの領域で限界が越えられたとされ、その中には人工的に作られた化学物質などの「新規化学物質」と、生物多様性を表す「生物圏の一体性」が含まれる。有機フッ素化合物(PFAS)は分解されにくく、水や土壌、生物を通じて地球規模で広がっており、雨水中の濃度だけでもすでに安全な範囲を越えたとの指摘がある。一方、都市化などによる身近な自然の喪失は、子どものアレルギー疾患の増加と関連する可能性が注目されている。

本シンポジウムは、新規化学物質としてのPFASのリスク評価について課題も含めて概説し、一般住民を対象とした疫学研究の知見を紹介する。さらに、生物圏の一体性に関して、自然とのふれあいが子どもの体に及ぼす影響や生物多様性とアレルギー疾患との関連に関する研究成果を紹介する。

化学物質による汚染と生物多様性の喪失は別々の問題として扱われがちだが、いずれも環境、生態系、ヒトの健康が相互につながる「One Health」、「プラネタリーヘルス」の課題である。本シンポジウムでは、有害な化学物質を減らすことによる健康影響の予防と、豊かな自然を守り育てることによる健康の増進の両面から、これからの環境と健康のあり方を議論する。

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[ODPU-1]PFAS指標値決定の根拠

*祖父江 友孝 (内閣府食品安全委員会)

[ODPU-3]都市の生物多様性とアレルギー疾患

*土屋 一彬 (国立環境研究所)

[ODPU-4]有機フッ素化合物(PFAS)と疾病リスクに関する疫学研究と課題

*澤田 典絵 (国立がん研究センターがん対策研究所コホート研究部)