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オンデマンドシンポジウム13:来るべき地域コミュニケーション学は公衆衛生学にどのように貢献できるか?
今村 晴彦(長野県立大学大学院 健康栄養科学研究科),高梨 克也(滋賀県立大学 人間文化学部人間関係学科)
本企画責任者らはこれまで,コミュニケーション学・地域社会学・地方行政学等の諸科学融合による「地域コミュニケーション学」の構築を目指して活動してきました(JSPS科研費 挑戦的研究(開拓):22K18259).そこで焦点となっているのはコミュニケーションです.例えば地域に住む一人一人の高齢者は,まず互いに日常的なコミュニケーションをしていますが,それだけでなく,行政や民間などのさまざまサービスの利用者でもあり,それぞれの提供者とのコミュニケーションの機会も多いです.さらには,これらのサービス提供側の専門家同士の間でも,多職種・多機関連携などのコミュニケーションが行われています.これらのさまざまなレベルのどこかに課題があると,結果として,高齢者のQOLの低下が引き起こされる可能性があります.そこで,制度的な医療・福祉をまだ頻繁に利用していない地域高齢者も含め,移動・買物などの日常生活の実態をコミュニケーションという観点から複層的に把握していくことが重要になるのではないかと考えました.高齢者を取り巻く日常的なコミュニケーション環境の快適さが一人ひとりのウェルビーイングの向上につながるという考え方は、健康な人々も含めた予防的側面を使命とする公衆衛生学にも強く合致すると同時に、施策や事業における、地域や生活の実態に寄り添う新たな視座をももたすものだと考えています.
そのためには,調査においても,公衆衛生学だけでなく,日常生活場面を扱う地域社会学や高齢者とサービス提供者とのコミュニケーションを分析する社会言語学,福祉などの専門職の実践に関わる社会福祉学や地方行政学など,さまざまな学術分野の知見と手法を総合する緊密な学際連携が必要になると考えています.そこで,本シンポジウムでは,まずこうした視点の整理と研究プロジェクトの全体像を提示したうえで,各地での高齢者の買物の現状や,重層的体制整備事業・地域づくり協議会等における行政やコミュニティでのコミュニケーションを対象としたさまざまな学術分野によるフィールド調査についての事例報告を行います.そして総合討論を通じて,地域コミュニケーション学による今後の公衆衛生学の新たな展望を拓くことができればと考えています.
そのためには,調査においても,公衆衛生学だけでなく,日常生活場面を扱う地域社会学や高齢者とサービス提供者とのコミュニケーションを分析する社会言語学,福祉などの専門職の実践に関わる社会福祉学や地方行政学など,さまざまな学術分野の知見と手法を総合する緊密な学際連携が必要になると考えています.そこで,本シンポジウムでは,まずこうした視点の整理と研究プロジェクトの全体像を提示したうえで,各地での高齢者の買物の現状や,重層的体制整備事業・地域づくり協議会等における行政やコミュニティでのコミュニケーションを対象としたさまざまな学術分野によるフィールド調査についての事例報告を行います.そして総合討論を通じて,地域コミュニケーション学による今後の公衆衛生学の新たな展望を拓くことができればと考えています.
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[ODSY13-1]伊豆市地域づくり協議会活動における公式/非公式のコミュニケーション
*高梨 克也 (滋賀県立大学)
[ODSY13-2]過疎山村における高齢者の買い物困難とコミュニケーションの問題
*丸山 真央1, 酒井 晴香2, 相川 陽一3 (1.大阪大学, 2.広島大学, 3.長野大学)
[ODSY13-3]日常的な買物会話からみる過疎地域のソーシャル・キャピタル
*酒井 晴香 (広島大学)
[ODSY13-4]地域福祉政策とコミュニティ政策のコミュニケーションの困難―制度の隙間問題の現場で
*役重 眞喜子 (岩手県立大学)
