Session Details
[SY62]シンポジウム62_精神医療における身体診療の向上のためのAI・IT・アプリ技術の現状について
Fri. Jun 20, 2025 1:30 PM - 3:30 PM JST
Fri. Jun 20, 2025 4:30 AM - 6:30 AM UTC
Fri. Jun 20, 2025 4:30 AM - 6:30 AM UTC
C会場(神戸国際会議場 3階 レセプションホール)
司会:清水 勇雄(医療法人杏和会阪南病院)、俊野 尚彦(しまなみ産業保健事務所)
メインコーディネーター:清水 勇雄(医療法人杏和会阪南病院)
サブコーディネーター:俊野 尚彦(しまなみ産業保健事務所)
メインコーディネーター:清水 勇雄(医療法人杏和会阪南病院)
サブコーディネーター:俊野 尚彦(しまなみ産業保健事務所)
DSM-5-TRの『症状は, 物質, または他の医学的疾患の生理学的作用によるものではない』の記載は有名で、診断に器質因の除外を要し、高齢化や治療成績の向上もあり精神科入院者の平均年齢は上昇し、身体合併例が増加している現状がある。例えば、統合失調症患者の予後を規定している主な要因として虚血性心疾患があり、動脈硬化の予防・管理が同時に求められる。しかし身体領域の研鑽に関しては、専門医カリキュラムに記載がなく、施設や各医師に委ねられているのが実情となっている。特に単科精神科病院は内科医が不在な場合が多く、精神科医が身体疾患を鑑別し管理する必要に迫られる。
我々はこの現状を問題視し、日本中の精神科医達と意見を交わし総会で議論を深め、昨年はAI・IT・アプリ技術を関連付けてシンポジウムを行った。デジタルデバイスの進化は目覚ましく、精神医療での身体面に活用することで、ゲームチェンジャーとなり得ると考えられた。また同様の危機感を抱いた精神科医による様々なネットワークが構築されている現状を踏まえ、個々で使用できるデバイスの深化と有機的な連携によって、精神医療の身体領域の発展を促すべく当シンポジウムを企画した。
シンポジストとして、下原悠一氏に専門医研修でのデジタルデバイスの実践について、精神科医として医師のITプラットフォームexMedioを立ち上げた物部真一郎氏とプライマリケアで人工知能技術を活用している総合診療医の中込雅人氏にはデジタルデバイスの現在について、別府拓紀氏には主催の有料プラットフォーム『Club psychiatry』を、元精神科医で現在は内科医として精神・身体両面からの臨床研究を行っている石田琢人氏は共催中の臨床研究グループ『BIPP research』を、精神科医・内科医である企画者は全国の精神科医とのWeb勉強会を踏まえて、デジタルデバイスでの自己研鑽や臨床実装について提言を行う。
指定発言として、医学教育専門家の松坂雄亮氏、臨床支援アプリHOKUTOの監修に携わった総合診療医の溝江篤氏、『医師による医師のためのChatGPT入門』を執筆した皮膚科医の大塚篤司氏を招聘し、臨床や自己研鑽での困難さを共有し、実現可能な方法を交えつつ、精神医療での身体領域の未来について議論したい。
我々はこの現状を問題視し、日本中の精神科医達と意見を交わし総会で議論を深め、昨年はAI・IT・アプリ技術を関連付けてシンポジウムを行った。デジタルデバイスの進化は目覚ましく、精神医療での身体面に活用することで、ゲームチェンジャーとなり得ると考えられた。また同様の危機感を抱いた精神科医による様々なネットワークが構築されている現状を踏まえ、個々で使用できるデバイスの深化と有機的な連携によって、精神医療の身体領域の発展を促すべく当シンポジウムを企画した。
シンポジストとして、下原悠一氏に専門医研修でのデジタルデバイスの実践について、精神科医として医師のITプラットフォームexMedioを立ち上げた物部真一郎氏とプライマリケアで人工知能技術を活用している総合診療医の中込雅人氏にはデジタルデバイスの現在について、別府拓紀氏には主催の有料プラットフォーム『Club psychiatry』を、元精神科医で現在は内科医として精神・身体両面からの臨床研究を行っている石田琢人氏は共催中の臨床研究グループ『BIPP research』を、精神科医・内科医である企画者は全国の精神科医とのWeb勉強会を踏まえて、デジタルデバイスでの自己研鑽や臨床実装について提言を行う。
指定発言として、医学教育専門家の松坂雄亮氏、臨床支援アプリHOKUTOの監修に携わった総合診療医の溝江篤氏、『医師による医師のためのChatGPT入門』を執筆した皮膚科医の大塚篤司氏を招聘し、臨床や自己研鑽での困難さを共有し、実現可能な方法を交えつつ、精神医療での身体領域の未来について議論したい。
[SY62-1]精神科専門医研修での身体診療におけるデジタルデバイス活用の実践~医療の質向上と効率化を目指して~
○下原 悠一 (大阪精神医療センター)
[SY62-2]オンラインコミュニティ「Club Psychiatry」における身体領域疾患理解への取り組み
○別府 拓紀 (医療法人清陵会南ヶ丘病院)
[SY62-3]多疾患併存時代における総合診療とデジタルデバイス
○中込 雅人 (藤田医科大学総合診療プログラム)
[SY62-4]精神科医がベンチャー企業をつくった経験からの共有すべきこと
○物部 真一郎 (超楽長寿株式会社)
[SY62-5]精神科医が不安なく内科診療を実践するための方法論を考える
○石田 琢人 (東京都立病院機構都立松沢病院)
[SY62-6]精神科医の身体診療についての研鑽・臨床におけるAI・IT・アプリ技術の実践
○清水 勇雄 (医療法人杏和会阪南病院)
[指定発言]指定発言
○松坂 雄亮 (長崎県精神医療センター)
[指定発言]指定発言
○溝江 篤 (藤田医科大学総合診療プログラム)
[指定発言]指定発言
○大塚 篤司 (近畿大学医学部皮膚科学教室)