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[SY85]シンポジウム85_睡眠薬の適正使用・再考 ―10年ぶりのガイドライン改定に向けて―

Fri. Jun 20, 2025 1:30 PM - 3:30 PM JST
Fri. Jun 20, 2025 4:30 AM - 6:30 AM UTC
L会場(神戸ポートピアホテル 本館 B1階 偕楽2)
司会:三島 和夫(秋田大学大学院医学系研究科精神科学講座)、稲田 健(北里大学医学部精神科学)
メインコーディネーター:三島 和夫(秋田大学大学院医学系研究科精神科学講座)
サブコーディネーター:稲田 健(北里大学医学部精神科学)
睡眠薬の多剤併用や漫然長期処方、およびその副作用に関する懸念の高まりを受けて、2014年に厚生労働科学研究班と日本睡眠学会が合同で「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」を発出した。適正使用に留まらず、安全な維持療法と並んで減量・中止という出口戦略を明示した点が評価された。その後の10年間に、ベンゾジアゼピン受容体作動薬の安全性に関する添付文書の改定、多剤併用・長期処方に関わる4度の診療報酬改定、作用機序の異なる新薬の登場、睡眠障害用認知行動療法アプリの医療機器承認など不眠医療の現場では幾つもの新たな動きがあった。これらを受けて、日本睡眠学会、日本臨床精神薬理学会など関連学会が合同で同ガイドラインの改定に向けた準備を進めている。本シンポジウムではガイドライン改定作業の準備状況を報告するとともに、取り上げるべき重要臨床課題やクリニカルクエスチョンの素案を提示し、広くガイドラインに対する意見を聴取、議論する機会としたい。

[SY85-1]睡眠薬の適正使用ガイドライン発出から10年間の不眠医療の動向と改訂版策定に向けての課題

三島 和夫 (秋田大学大学院医学系研究科精神科学講座)

[SY85-2]不眠症の薬物療法に関する重要臨床課題とクリニカルクエスチョン

稲田 健 (北里大学医学部精神科学)

[SY85-3]不眠障害に対する非薬物療法:認知行動療法Up to Date

岡島 義 (東京家政大学人文学部心理カウンセリング学科)

[SY85-4]不眠症治療の益と害アウトカムの評価

渡辺 範雄 (蘇生会総合病院)