Session Details
[SY94]シンポジウム94_産業領域における多職種協働を考える~組織を超えた協働を~
Fri. Jun 20, 2025 8:30 AM - 10:30 AM JST
Fri. Jun 20, 2025 11:30 PM - 1:30 AM UTC
Fri. Jun 20, 2025 11:30 PM - 1:30 AM UTC
P会場(神戸国際展示場 1号館 2階 展示室A)
司会:辻 洋志(南森町CH労働衛生コンサルタント事務所)、清水 宏泰(事務所LAO)
メインコーディネーター:増田 祥子(日本赤十字社医療センター)
サブコーディネーター:清水 宏泰(事務所LAO)
メインコーディネーター:増田 祥子(日本赤十字社医療センター)
サブコーディネーター:清水 宏泰(事務所LAO)
<日本医師会認定産業医制度産業医学研修会対象セッション>
*この企画は日本公認心理師協会「多様な専門性をもつ公認心理師のチーム」による協力企画です。
平成16年に厚生労働省、独立行政法人労働者健康安全機構により「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」が策定されて以降、復職支援について事業所側や産業医側の意識は少しずつ高まっているように感じます。復職支援に特化した精神科デイケア(リワークデイケア)を行っている施設も増えてきています。
一方で主治医としての関与では、当然のことではありますが疾病の軽快を目指すことにまずは重点が置かれ、軽快し復職可能との診断書を作成した後の状況はなかなか見えてこない現状があるように思います。
そして主治医として企業側と連携をとろうとした場合どこに連絡をすればよいのか。人事なのか直属の上司なのかあるいは産業医なのかといったこともわからない場合も多いのではないでしょうか。
今回は産業医・労働衛生コンサルタントとして、また産業衛生に関する研修会の講師や障害者への合理的配慮についての専門的な御見解などで御活躍されていらっしゃる辻 洋志先生(南森町CH労働衛生コンサルタント事務所 産業医、労働衛生コンサルト)を司会にお招きし、様々な立場から労働者を支える試みについて伺います。
村岡和也先生(公益財団法人横浜市総合保健医療財団 横浜市総合保健医療センター 精神科デイケア)からは「精神科デイケアにおける復職支援の有用性」と題しまして横浜市総合保健医療センターでの試みを御教示いただきます。
こちらの精神科デイケアでは一般的な精神科デイケアに加え、リワークデイケアとして気分障害の方向けのコース、その他の統合失調症、発達障害、不安障害等の方向けのコースと分けて活動されていて、疾患特性に合わせた心理教育やSST、集団CBT等の多彩なプログラムをお持ちです。そのようなデイケアでの復職支援の実際をお知らせ下さいます。
河野裕太先生(公立阿伎留医療センター 緩和治療科部長・公認心理師)(2024年11月より 町田市民病院へ異動予定)からは主治医としてのお立場から事例を通してお話を伺います。
「就労可能の判断≒業務遂行に問題がないとの判断」に近似させるために職場での情報を事業所側に求める際の工夫についても御教示頂きます。
増田祥子(東京地下鉄株式会社人事部健康支援センター メンタルヘルス科医師・産業医・公認心理師)からは企業の精神科専従産業医として企業での復職支援の試みや問題点等をお伝えしたく思います。
清水宏泰先生(事務所LAO 労働衛生コンサルタント・産業医・行政書士・社労士・公認心理師)には「産業領域での組織を超えた多職種連携の試み」と題しまして様々な御経験に基づいた総括的なお話を伺います。
(文責 増田祥子)
平成16年に厚生労働省、独立行政法人労働者健康安全機構により「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」が策定されて以降、復職支援について事業所側や産業医側の意識は少しずつ高まっているように感じます。復職支援に特化した精神科デイケア(リワークデイケア)を行っている施設も増えてきています。
一方で主治医としての関与では、当然のことではありますが疾病の軽快を目指すことにまずは重点が置かれ、軽快し復職可能との診断書を作成した後の状況はなかなか見えてこない現状があるように思います。
そして主治医として企業側と連携をとろうとした場合どこに連絡をすればよいのか。人事なのか直属の上司なのかあるいは産業医なのかといったこともわからない場合も多いのではないでしょうか。
今回は産業医・労働衛生コンサルタントとして、また産業衛生に関する研修会の講師や障害者への合理的配慮についての専門的な御見解などで御活躍されていらっしゃる辻 洋志先生(南森町CH労働衛生コンサルタント事務所 産業医、労働衛生コンサルト)を司会にお招きし、様々な立場から労働者を支える試みについて伺います。
村岡和也先生(公益財団法人横浜市総合保健医療財団 横浜市総合保健医療センター 精神科デイケア)からは「精神科デイケアにおける復職支援の有用性」と題しまして横浜市総合保健医療センターでの試みを御教示いただきます。
こちらの精神科デイケアでは一般的な精神科デイケアに加え、リワークデイケアとして気分障害の方向けのコース、その他の統合失調症、発達障害、不安障害等の方向けのコースと分けて活動されていて、疾患特性に合わせた心理教育やSST、集団CBT等の多彩なプログラムをお持ちです。そのようなデイケアでの復職支援の実際をお知らせ下さいます。
河野裕太先生(公立阿伎留医療センター 緩和治療科部長・公認心理師)(2024年11月より 町田市民病院へ異動予定)からは主治医としてのお立場から事例を通してお話を伺います。
「就労可能の判断≒業務遂行に問題がないとの判断」に近似させるために職場での情報を事業所側に求める際の工夫についても御教示頂きます。
増田祥子(東京地下鉄株式会社人事部健康支援センター メンタルヘルス科医師・産業医・公認心理師)からは企業の精神科専従産業医として企業での復職支援の試みや問題点等をお伝えしたく思います。
清水宏泰先生(事務所LAO 労働衛生コンサルタント・産業医・行政書士・社労士・公認心理師)には「産業領域での組織を超えた多職種連携の試み」と題しまして様々な御経験に基づいた総括的なお話を伺います。
(文責 増田祥子)
[SY94-1]精神科主治医の立場から円滑な復職に向けて可能な支援
○河野 裕太 (町田市民病院)
[SY94-2]精神科デイケアにおける復職支援の有用性
○村岡 和也 (横浜市総合保健医療センター)
[SY94-3]精神科産業医として組織間協働を考える
○増田 祥子1,2 (1.日本赤十字社医療センター, 2.東京地下鉄株式会社)
[SY94-4]産業保健分野におけるメンタルヘルス対策としての師職・士業の多職種連携
○清水 宏泰 (LAO)