Session Details

[SY9]Symposium 9_Recognizing and Managing Healthcare Professionals' Negative Feeling Toward Patients

Thu. Jun 18, 2026 10:40 AM - 12:40 PM JST
Thu. Jun 18, 2026 1:40 AM - 3:40 AM UTC
F会場(パシフィコ横浜ノース 3F G303)
Chairpersons:Akiko Iba(Hyogo Prefectural Harima-Himeji General Medical Center), Takahiro Fukuda(Akiyama Hospital)
Main Coordinator:Akiko Iba(Hyogo Prefectural Harima-Himeji General Medical Center)
Sub Coordinators:Masuo Tanaka(Zikei Hospital/Zikei Psychiatric Institute), Hiromi Bando
精神科医療は感情労働である。患者と治療者の関係が発展していく過程で、相互に様々な感情が生じることは避けがたく、また、それらが治療的に重要な意味をもつことも多い。医療者が関与すべき相手に対して抱く否定的な感情は陰性感情と称され、主に看護における感情研究の中で検討されている。陰性感情の定義には様々なものがあるが、怒り、苛立ち、嫌悪、拒否、不安、恐怖感など様々な感情が含まれるとされている。医療の場に持ち込まれる問題の多くは負の感情をまとい、私たちがどれだけ客観的・中立的であろうとしてもその感情に影響を受け、知らず知らずのうちに患者や家族に陰性感情を抱く。時には私たち自身の中で、陰性感情と理性的・客観的であろうとする気持ちが対立し、混乱を招く。これは医師だけでなく臨床現場のどの職種でも起こりうることであるが、ときにそれぞれの医療者が患者への陰性感情を抱いていることに無自覚なまま治療が進み、職種間の摩擦の原因となる。私たちは誰もが患者の役に立とうとし、治療的な関わりを持ちたいと願っている。にもかかわらず時に治療の場に陰性感情が渦巻き、治療の停滞や破綻の一因となる。このような状況に対して動機づけ面接法や多職種連携医療などさまざまなアプローチが取られている。しかし、その中核にある「私たち医療者自身の抱える陰性感情」を考え、振り返る機会は少ない。本シンポジウムでは精神科医療者が患者に対して抱く陰性感情について考える。それがなぜ起きるのか、どう職種間の関係に影響するのか、治療に対してどのようなインパクトを起こしうるのかを多職種の視点を通じて考える。また自身や他の医療者の陰性感情にどうしたら気がつけるのか、気がついたときにはどうしたらよいのかについても議論し、解決策を模索する。陰性感情をゼロにすることはできない。しかし良質な精神科治療を提供するためには、私たち自身が自分の感情に気づき、適切な対処を行う必要がある。本シンポジウムは、若手医師、看護師、心理師、管理・指導者という異なる立場から各演者が発表し、認知行動療法の専門家とメンタライゼーション・ベースド・トリートメントの専門家である指定討論者と共に議論を深めていく。これまで語られる機会の少なかった、医療者が抱える陰性感情について考え、フロアと共有する場としたい。

[SY9-1]若手精神科医が直面する陰性感情への気付きと対処法について

Hiromi Bando (なぎまちメンタルクリニック)

[SY9-2]「感情を持っていい」ことに救われた看護師の体験

Kaori Abe (National Hospital Organization Kurihama Medical and Addiction Center.)

[SY9-S1]指定発言

Hironori Kuga (National Center of Neurology and Psychiatry)

[SY9-S2]指定発言

Hyungin Choi (Iwakura Hospital)