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[31-03]Novel chlorination process for titanium using reaction mediator in molten salt

谷ノ内 勇樹1、濱中 優貴1、岡部 徹1 (1. 東京大学)
司会:佐々木 秀顕(東京大学)
チタンは高い比強度と優れた耐食性を有する金属であり、製造プロセスの低コスト化が進めば、将来その需要は急激に増大することが予想される。金属チタンの需要が拡大すると、製錬や機械加工で発生するスクラップの量も増加するため、鉄鋼添加材などへのカスケード利用に代わる新たな高効率リサイクル法の開発が必要である。新しいリサイクル法の一例としては、チタン製錬で生じる鉄塩化物廃棄物によってチタンを塩化揮発し、チタンと塩素の両者を回収、再利用するという方法が提案されている。しかし、過去に報告された手法では、チタンの表面が還元析出する鉄で被覆されるため、塩化反応速度が急激に低下するという課題があった。そこで本研究では、塩化マグネシウム溶融塩中の塩化サマリウムを反応媒体として利用したチタンの新しい塩化プロセスについて基礎的な実験を行った。その結果、反応媒体を利用することによって、鉄塩化物によるチタンの塩化反応の高速化と循環リサイクルプロセスの構築が可能であることが分かった。