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[34-08]Filtration efficiency and ion adsorption ability for the filter of crushed stone dust

藤村 恭平1、今井 忠男2、網田 和宏2、杉本 文男2 (1. 秋田大学大学院、2. 秋田大学)
司会:村上 進亮(東京大学)
砕石工場では、粒径0.1mm以下の廃石粉の量が、全製品の数%に及び、その処理コストが嵩むことから、これら廃石粉の有効利用が喫緊の課題となっている。本研究では、この廃石粉を水の濾過用フィルタとして活用することを目的として、各種岩石粉の微粒子の濾過性能およびイオンの吸着能を調べ、工業的にフィルタとして有効な岩種を明らかにした。具体的には、数種類の岩石粉を用意し、フィルタとしての石粉の粒度分布とその透水性および濾過性能を調べた。また、銅、クロム、亜鉛、アルミニウムの陽イオンと塩素の陰イオンに対する各石粉の吸着性能について調べた。その結果、廃石粉をそのままフィルタに用いると、透水性が悪すぎるため、粒度を0.1−0.05mm程度に調整する必要があるが、この程度の細粒のフィルタであっても、目詰りせず、濾過性能は高いことがわかった。次に、銅、亜鉛、アルミニウムの吸着には、緑泥石と沸石を含む岩石が有効であり、クロムの吸着には、鉄アクチノセン石を含む岩石が有効であった。また、塩素の吸着には、緑泥石およびカオリナイトを含む岩石が有効であることがわかった。