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[PY-50]含砒素硫化銅鉱物の硫酸浸出に対する溶液電位と銀イオンの影響
○井口明信 (九州大学)
斑岩銅鉱床を採掘する鉱山においては黄銅鉱(CuFeS2)などの硫化銅鉱が主要な銅鉱石となるが、硫砒銅鉱(Cu3AsS4)などの含砒素硫化銅鉱が随伴することが多く、浮遊選別で選別することが難しいため大きな問題となっている。これらの鉱石を湿式浸出で処理する方法も検討されているが、硫砒銅鉱の浸出速度が非常に遅く実用化されていない。本研究では、硫砒銅鉱浸出の促進を目的として、浸出の電位依存性および添加物の影響について検討した。産地の異なる複数の硫砒銅鉱の粉末試料(-38 µm)を用い、Fe2+とFe3+の濃度を変更することで初期電位を調整した硫酸を用いて、硫砒銅鉱の酸浸出実験を行った。溶液の初期電位を調整したところ、銅と砒素の浸出に差が生じ、浸出反応の電位依存性が確認された。また同様の条件で複数の硫砒銅鉱の酸浸出を行ったところ、純粋な硫砒銅鉱と比較して銀を含有する硫砒銅鉱の14日後の銅の浸出率が高かった。さらに、純粋な硫砒銅鉱の酸浸出において、浸出開始時に銀イオンを添加すると銅の浸出が大きく促進された。これら硫砒銅鉱浸出の電位依存性および銀イオンの影響について、考えられる反応モデルを提案した。
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