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[PY-74]大規模地下空洞の掘さくと安定性に関する研究

青木渉一郎1, 山冨二郎1, 村上進亮1 (1.東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻)

Keywords:

ハイパーカミオカンデ,岩石試験,安定性解析

東京大学宇宙線研究所の主導により神岡鉱山において、大規模な地下空洞の掘さくを必要とするハイパーカミオカンデの建設が検討されている。この計画における先行調査として本研究では、ボーリングコアを使用した岩石実験により解析に用いる岩盤の物性値を算出し,それらを基にFLAC3Dによる二次元弾塑性解析を行い,その解析結果から支保工を用いた空洞設計を行い安定性・実現可能性について議論した。その結果、現時点で検討されている空洞方位では周辺岩盤の塑性域の広がりがあまりにも大きく、現実的な長さの支保工では安全性を確保できなかったため、さらに空洞軸方向を初期地圧の向きに合わせて回転させる検討も行った。検討により、塑性域の広がりは十分に抑制されたが、一部の岩盤においては変位が依然大きく、また支保工であるPSアンカーにも許容耐力以上の緊張力が発生した。結論として、比較的軟弱な岩盤が一様に分布している仮定の下では安定性が確保できず、さらに詳細な地質調査によるデータを用いた分析が必要であることが分かった。

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