MMIJ Annual Meeting 2015

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Mar 27 - Mar 29, 2015Chiba Institute of Technology
MMIJ Annual Meeting
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Mar 27 - Mar 29, 2015Chiba Institute of Technology

[1413]Investigation of natural CO2 emissions from soil of different depths for the monitoring of CO2 leakage on CCS

菅井裕一1, 佐々木久郎1, SALMA WATI2(1.九州大学, 2.バンドン工科大学)
CCSにおいて、地下に貯留したCO2の地表への漏洩をモニタリングすることを想定し、その最適な手法を検討している。本研究においては、地表付近における漏洩CO2のモニタリングを実施する際の最適な深度を検討した。
地表付近においては、土壌中の微生物活動等に由来する自然CO2が放出されており、その量は、土壌の温度や含水率等の変動により変化するため、漏洩したCO2を評価するための基準となるCO2濃度のバックグラウンド値を確定することが困難である。発表者らは、これまでの研究により、自然CO2濃度が土壌表層から数~数十cmの深度においても変動することを明らかにしており、季節や天候の影響を受けず、自然CO2濃度の変動が少ない深度を検討するため、地表から5 mの範囲において、深度別に自然CO2の測定を実施した。その結果、CO2濃度は深度が異なることにより大きく変化することを明らかにし、季節等の違いによっても自然CO2濃度の変化が比較的少ない、漏洩CO2のモニタリングに適した深度が存在することを明らかにした。