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[2304]Spatial distributions of isotope ratios and trace element concentrations of groundwater in the Kyoto Basin and implied groundwater environment

柏谷公希1, 文田了介1, 小池克明1, 多田洋平1, 申基澈2, 谷口真人2, 中野孝教2 (1.京都大学, 2.総合地球環境学研究所)
司会:木崎彰久(秋田大学)

Keywords:

京都盆地,地下水,水素・酸素同位体,ストロンチウム同位体,希土類元素

持続可能な地下水資源の利用法を検討する上で,地下水がどのように涵養し,流動し,流出するのかといった流動状態の把握が重要となる。現在,京都盆地をモデルサイトとして,採水試料の地球化学的な特性に着目した地下水流動状態の推定と,地下水流動シミュレーションに用いる水理地質モデルの構築を進めている。今回は,地下水の地球化学的特性,特に同位体特性と微量元素濃度に基づいて推定された流動状態について報告する。京都盆地に分布する47箇所の井戸から地下水試料を採取し,水素・酸素同位体,ストロンチウム同位体,希土類元素を含む微量元素などの分析を行った。空間的に密なデータが得られた鴨川,高野川周辺については,分析結果とサンプリング地点の位置座標に地球統計学を適用することで,地下水の同位体特性や微量元素濃度の空間分布を推定した。発表では,本研究で構築された京都盆地における地下水流動の概念モデルを示し,水質形成メカニズムを含む京都盆地の地下水環境について考察する。