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[PY-85]Influence of water on subcritical crack growth in rock

春井友貴1, 奈良禎太1 (1.鳥取大学)

Keywords:

サブクリティカルき裂進展,ダブルトーション試験,水,岩石

岩盤の長期安定性の確保のためには、岩石破壊の時間依存性に関する研究が必要である。既往の研究では酸性岩を用いた研究が多く、塩基性岩では十分な研究が行われているとは言えない。そこで、本研究では、ジンバブエ産斑レイ岩を用いて、大気中(50℃, 50%)と水中環境下でサブクリティカルき裂進展を測定し、応力拡大係数とき裂進展速度の関係を求め、水が及ぼす影響を調べることを目的とした。
試験結果より大気中環境下よりも水中環境下の方がき裂進展速度が大きくなるという結果が得られた。この結果を熊本安山岩、べレア砂岩、白浜砂岩の結果と比較したところ、熊本安山岩では水中において本研究の斑レイ岩と同程度の速度上昇が確認され、また砂岩では水中においてべレア砂岩、白浜砂岩ともに、斑レイ岩よりも大きな速度上昇が認められた。特に粘土鉱物を多く含む白浜砂岩と比較すると、速度上昇の程度の差が非常に大きかった。 これらのことより、斑レイ岩のような塩基性岩盤における長期安定性確保には、乾燥した環境条件が望ましいと言える。


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