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[1707]In-situ observation of copper-silver anode in sulfuric acid containing copper sulfate
○二宮裕磨1, 佐々木秀顕2, 前田正史2 (1.東京大学大学院, 2.東京大学生産技術研究所)
司会:大石哲雄(産総研)
銅の電解精製ではアノード表面における硫酸銅の析出により不動態化が起こり,操業の妨げとなることが知られている.特に,電子機器等のスクラップからリサイクルした粗銅は不純物濃度が高く,容易に不動態化を引き起こすため,通常の電解精製による高純度化が不可能であるとされている.著者らは,電解精製によりエネルギー効率の良い銅リサイクルを実現することを目的とし,不動態化を防ぐ指針を得るために銅陽極の溶解挙動について研究を行っている.これまでに,不純物濃度が低い銅電極の不動態化について“その場”観察およびチャネルフロー二重電極法(CFDE)により調査を行い,報告した.本発表では,リサイクル粗銅中に混入することが予想される銀に注目して、銀濃度が高い銅陽極の溶解挙動を同手法によって調査した. 銅-銀合金陽極の電位を走査した結果,合金から生成した銀イオンが陽極近傍で銀粒となり,電極全体を覆う様子が観察された.また,合金電極を貴な電位に保持したところ,表面で硫酸銅水和物と見られる物質の析出が確認された.
