Presentation Information

[2703]Stereological correction method for mineral liberation

上田高生, 大木達也, 古屋仲茂樹 (国立研究開発法人 産業技術総合研究所)
司会: 林直人(産総研)

Keywords:

単体分離,ステレオロジカルバイアス,数値解析

天然鉱石から有用鉱物を効率的に回収するため、破砕・粉砕プロセスで、なるべく粗粒での鉱物の単体分離(1粒子1成分で構成された状態)を達成し、かつ適切に評価することが重要である。粉砕された鉱物粒子の単体分離状態を計測するに当たり、粉砕粒子の樹脂固結サンプルの研磨面の観測により求める手法が主流である。しかし、2次元的に求めた単体分離状態は、3次元における実際の単体分離状態と乖離していることが知られている。この誤差は原理上避けられないものでステレオロジカルバイアス(SB)と呼ばれている。これまでにいくつかのSB補正方法が提案されてきたが、多様な粒子への適応性が未解明なことや数学的な煩雑さから実用には至っていない。我々は独自の数値解析手法により汎用的なSB補正技術の開発に挑んでいる。我々の手法は、ランダムな内部構造をもつ2成分系の粒子群をモデリングし、任意の2次元面の見かけの単体分離情報と3次元の真の単体分離情報を比較することにより、SBを定量的に評価するものである。多様な内部構造の粒子群について解析することで、SB発生原理を系統的に理解し、汎用的なSB補正モデルを構築することを目指している。