Presentation Information

[3209]Effect of Cobalt ion on the anodic reaction of Pb-Sn-Ca alloy in H2SO4-CuSO4-NiSO4 based electrolyte

野坂仁之介1, 関本英弘2, 岩渕仁那2, 山口勉功2 (1.岩手大学大学院, 2.岩手大学)
司会: 安田幸司(京都大学)

Keywords:

銅電解採取,コバルト,鉛アノード,電解液

電解採取による電気銅の製造は、主にSX–EW法で用いられてきたが、近年では銅リサイクルにも用いられている。リサイクル原料のみを熔錬し得られる粗銅の純度は80–90%程度であり、電解精錬が困難である。そこで硫酸で浸出し、Pb–Sn–Ca合金をアノードとして電解採取で銅が回収される。SX–EW法で用いられるH2SO4–CuSO4系電解液中でのPb–Sn–Ca合金のアノード反応については既に多くの研究がなされ、電解液にCoを添加すると酸素過電圧の減少、電極の腐食の抑制などの効果があることが知られている。しかし、銅リサイクルでの電解液はNi, As, Sb, Bi, Fe, Clなどの多種類の不純物を含み、特にNiが高濃度である。この電解液系中でのPb–Sn–Ca合金のアノード反応に関する知見は十分ではない。本研究では、H2SO4–CuSO4–NiSO4系電解液中でのPb–Sn–Ca合金のアノード反応と、アノード反応へのCo添加の影響を、サイクリックボルタンメトリー、定電位電解、定電流電解によって調べた。結果、H2SO4–CuSO4–NiSO4電解液でもCo添加により酸素過電圧が減少した。