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[PY-58]Study on the passivation time of the low grade copper anode

江田巧, 川合泰貴, 原章宏, 小山和也 (千葉工業大学)

Keywords:

低品位アノード,電解精製,不動態化,リサイクル

銅リサイクルにおいては高純度スクラップでは電気炉での再溶解が、 再溶解が難しいやや低品位スクラップの場合では銅製錬工程に戻す山元還元法が 主な方法である。一方、後者のスクラップのみを原料とするプロセスが開発され た。この場合、不純物濃度が高いため、電解精製では処理が難しいとされ、一度 酸溶解を行い、電解採取で銅を回収することが一般的である。この場合電解精製 と比較し電力原単位が大きくなることから、電解精製技術の開発が求められて いる。電解精製にこのような不純物含有量が高い銅アノードを用いた場合には、 容易に不働態化することが予想される。そこで、銀(Ag)、鉛(Pb)、アンチモン (Sb)、ニッケル(Ni)等銅アノードへの含有が予想されるいくつかの元素を含む試 料を作製し、20mA/cm2の定電流電解における不働態化時間について調査した。こ のうち銀は不働態時間を短くする傾向が見られた。不働態化後の電極表面には多 孔質で網目状の構造をした生成物が確認された。