Presentation Information

[PY1-20]Possibility of using Pteris vittata as a biological material which converts arsenic contamination to biofuel

○Sosuke Wakasa1, Meifang Chien1, Jui-Jen Chang2, Chihiro Inoue1 (1. Tohoku university, 2. China Medical University Hospital)

Keywords:

Phytoremediation,Pteris vittata,Bio-ethanol,Yeast

低濃度広範囲に及ぶヒ素土壌汚染の有効な対策として、ヒ素高蓄積植物のモエジマシダを用いた修復技術(ファイトレメディエーション)が期待されているが、浄化後、ヒ素を高濃度で蓄積した植物体は現在廃棄物として処分され、処理費用を要している。そのバイオマスの有効活用法として、バイオ燃料(バイオエタノール)の原料とする可能性を検討する。
バイオエタノールの生産に利用できる糖類の組成分析は熱重量分析装置を用いて行い、併せてバイオマスに濃縮されたヒ素を溶出する方法も検討した。組成分析の結果、一般的な草本植物に比べ、モエジマシダはセルロースが少なく、リグニンが多く含まれていた。乾燥後に粉砕したモエジマシダの植物体を、1%硝酸を溶媒として常温で振とう撹拌したところ、84%のヒ素が抽出された。この残渣からの酵母を用いたモエジマシダのバイオエタノール発酵条件について現在検討中であり、詳細は発表時に報告する。これらの手法を組み合わせることで、モエジマシダはヒ素汚染を除去するだけではなく、バイオ燃料を生産する生物材料としての価値も期待できる。