MMIJ 2018,Fukuoka

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Sep 10 - Sep 12, 2018Fukuoka Institute of Technology
MMIJ Annual Meeting
MMIJ 2018,Fukuoka

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Sep 10 - Sep 12, 2018Fukuoka Institute of Technology

[1507-10-01]Relationship between CO2 distribution, seismic velocity and attenuation using digital rock physics

○Tatsunori Ikeda1, Fei Jiang1,2, Takeshi Tsuji1(1. Kyushu University, 2. Yamaguchi University)
司会:佐々木 久郎(九州大学)

Keywords:

CO2 geological storage,digital rock physics,seismic velocity,seismic attenuation

安定で効率的なCO2地中貯留を進めるため、圧入したCO2を定量的に評価する手法が求められている。通常、貯留層におけるCO2の飽和度分布は、繰り返し地震探査により求められた弾性波速度から推定される。CO2飽和度と弾性波速度の関係は、貯留層内の岩石の複雑な間隙形状やCO2分布などに依存するが、その影響を理論的に取り扱うことは困難である。そこで我々は、マイクロX線CTスキャナによりデジタル化した岩石に対し、数値シミュレーションにより複雑な間隙形状を考慮した岩石物性を推定するデジタル岩石物理学に関する研究を進めている。様々なCO2圧入パラメータを用いて、格子ボルツマン法による流体シミュレーションにより作成したCO2分布が異なるデジタル岩石に対し、弾性波動シミュレーションにより弾性波速度および減衰値を計算した。その結果、CO2圧入パラメータが異なると、同様の飽和度であっても異なる弾性波速度および減衰値が得られた。この結果は、間隙内に分布するCO2の不均質性の違いを反映していると考えられる。